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巌窟王~第十五幕~

久しぶりにハマッてしまったアニメです。
これって「花田少年史」以来です。(180度違う内容だけど・・・)

ある日、深夜に見かけた「巌窟王」の文字。これって大昔(悲しいな~)夢中になった「モンテクリスト伯爵」だなぁ。
SF仕立て?なに?この見づらい絵。どひ~っ!飛行船に人の顔がっ!!ひ~っ!こわ!あんたがエドモン?耳、尖ってるじゃん?顔色悪いし・・・・はぁ?写真に写らないって・・・
と、思っているうちに、いつの間にやらハマってしまった。
○十年前に読んだから結構、細かい内容忘れてるの原因か?
恐ろしいことに、あんなに鬱陶しかった絵もすんなり慣れてしまったし。

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~巌窟王 第十五幕~

「貴方は全てを知ることになる」
そう、幸福な時間は終わる。
まだ、十五の少年には酷なことで、彼自身には罪はないけれど・・・
それでも、自分の幸福がどんな犠牲のうえに成り立っていたかを知らなくてはならない。
無知であることに気づかずにいることは罪なこと、と思う。
守られ、許されていた時間と決別し、己の無力さを知ったときが
本当に人生を歩み始めた時なのだろう。

「この先、何が起ころうとも自分を見失うな。真実は自分で探すんだ」
そう、ユージェニーに語るフランツは自分の足でしっかり歩んでいる。

いよいよ物語りも折り返し地点。
伯爵の復讐に全ての人々が巻き込まれていくことだろう。
生き残るの誰と誰?
益々、目が離せなくなってきたぞ~!!

に、しても・・・・・・参るよな~。
なに、その「ラブラブモード」はっ!!
「僕は貴方だけは信じられる!」ってあんた
君を騙してる当人に言ってますし。
「僕は貴方のことがっ・・・」
赤面ものの大告白に耐えられなくなった頃
ベルッチオが登場してくれたんで、心底、安堵した。
別にホモだろうが、ヘテロだろうが偏見はないけど、
恥ずかしいよ~。

大宇宙で「アルベール愛の劇場」(どひ~っ)が展開されてる頃、
マルセイユではフランツが名探偵よろしく謎解きで活躍し
そしてパリでは元・王女エデの告発がなされる。

モルセール将軍の悪事を暴いたエデだが
復讐の苦さに泣き崩れる。

やさしいなエデは・・・・

復讐はする相手、される相手だけでなく多くの人々を巻き込んでいき
さらなる苦痛を呼び起こす。
でも、真実は語られるべき。
それを受け入れ、乗り越えて生きていくことも人には必要なのだから・・・

と、思ってると
まだまだ続くよ「アルベール愛の劇場」(さっきので終わんないんですかぁ?トホホ)

伯爵に手をとられて喜ぶなよアルベール!!!
(相手は四十男だぞーっ!!)
「もう、お会いするのもこれが最後となるやもしれません。
さようなら。アルベール」
(嘘こけっ!!)
とか言って、涙のお別れ。
幼子のように追い縋るアルベール。
万感の想いを込めて切なそうに振りかえる伯爵・・・・・
どひーっ!!
びびって、たじろいで、完全に思考停止。

と、鳴り響く哄笑!!!そして
「戻るぞ!!悪徳の栄える都へっ!!」
悪徳そのものの伯爵もとい巌窟王が命じる!
びた~ん!と目が醒めた!
カッコイイー!!まったく惚れますぜ旦那!!
さっきのお別れやっぱ嘘じゃん。

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「いつか再び同じ質問をしましょう。
果たして、その時、貴方は私を想って下さるかどうか。」

誰よりも信じていた伯爵が
誰よりも深い闇そのものと知った時
アルベールは何と答えるのだろう・・・・

目を逸らしてはいけない。耳を塞いでもいけない。
どんなに不安で心もとなくとも、人生は続いていくのだから・・・・・

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モーターサイクル・ダイヤリーズ~奇跡への遥かな旅~

             モーターサイクル・ダイヤリーズ

 「これは偉業の物語ではない。同じ大志と夢をもった二つの人生が、しばし伴走した物語である」  
    エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ   1952年
ポスターやTシャツ、果ては高級ブランドのアクセサリーにデザインされたベレー帽を被り、ひげを蓄えた男を見たことがある人は多いだろう。

「チェ・ゲバラ」

アルゼンチンの名家に生まれ、医者を志しながらもカストロと共にキューバ革命を成功させた男。
そして、国際的な革命闘争に参加し、ボリビアで殺され伝説となった男。
その彼が、「チェ」となる以前、
「エルネスト・ゲバラ」だった頃の物語。

23歳の医学生だったエルネストは年長の友人アルベルトと共におんぼろバイクにまたがり、南米縦断の冒険旅行に出かける。
何処までも続くかと思われる道を土埃を巻き上げながら進むバイク。
恋人とのつかの間の逢瀬。
たとえようも無く美しいが、時に荒々しく牙を剥く自然。
心触れ合った人々。
そして、まだ幼かった彼らが目にする過酷な現実。

青年達の伴走は終わる。
アルベルトは旅を終え、エルネストは旅を続け、伝説になった。

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エルネストのなんと魅力的なことか。
バカがつくほど正直で、陽気で、負けず嫌い、情熱的、好奇心に満ち、繊細でやさしい青年。
そしてなによりも、とても澄んだ美しい瞳をしていた。
きっと彼はこの旅で知った、世界から虐げられた人々、その悲しみ、不正に対する怒りなどを終生忘れることがなかったのだろう。
「チェ」と呼ばれるようになってキューバ革命を成し遂げた後に日本を訪れたゲバラ。
彼と会った人はみな口を揃えて「澄んだ目をしていた」と印象を語ったという。

この映画でとても胸を打つシーンがある。
それはアマゾン川の対岸にあるハンセン病患者の病棟を見ているエルネストの後姿。
それまでのエルネストの旅を見て、後の彼を思うと
人と人を隔てる川をみつめるこの姿はとても感慨深い。(セリフはいらないくらいに)

豊かさとモラルが共存する世界を実現するために、行動し身を投げ出したゲバラ。
それは、人が起こすことの出来る美しい奇跡のひとつ。
その奇跡のはじまりをこの映画で目にすることができ、とても幸福だと思った。


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とても素晴らしい映画だと思いますが
勿論、もっと詳しい方はもっと掘り下げて欲しいと思う向きもあるでしょう。
(私も詳しくはないけど、アメリカと南米の関係とか当時の政治的背景とか・・・旅の最後にマイアミに行ったとこあったほうが良かったと思うけど)
でも、十分素晴らしい映画でしたよ。
サレス監督も、脚本も、すべてラテン・アメリカの人ですしね。

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どきどきです。

はじめまして!
このブログでジャンルを問わず、日々心騒がすことに触れていきたいです。
映画好きだから、映画の話が多くなりそうだけど。
あと、イラストなども載せたいと思っています。
良かったらご覧下さい。

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