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パッチギ!~世界と向きあう時~

パッチギ

「これが本当のパッチギじゃ!!」

パッチギ(突き抜ける)しなくちゃ始まらないから。

17歳の康介は、朝鮮高校の少女キョンジャに恋をする。
彼をキョンジャに引き合わせたのは
「イムジン河」のメロディー。
彼女に近づきたい康介はギターを練習し
この「歌ってはいけない歌」を教えてもらい
少しづつ、キョンジャと親しくなっていく。
キョンジャの兄、朝高の番長アンソン達とも
ようやく打ち解けてきた頃、事件が起きる。

そして越えることの難しい河があることを知ることになる。

「お前ら日本のガキはなんも知らんやろ!
知らんかったら、ずっーと知らへんままじゃ!!」

胸を締め付ける言葉。

私は生駒トンネルを誰が掘ったか知っている。
国会議事堂の大理石を誰が積み上げたか知っている。
朝鮮半島から家畜のように、人々が連れてこられたのも知っている。
その事を知り、激しい憤りを感じた・・・

けれど、この言葉を投げつけられたら
なにも知らない康介のように言葉を失ってしまう。

突きつけられた言葉も現実も切なく重い・・・

でも、自分を取り囲む世界と真実から目を背けてはいけない。
しっかりと向き合うしかないのだから。

康介、キョンジャ、アンソン、桃子、チェドキ、ガンジャ、紀男、モトキ
皆、たくさんのものと向き合い、真剣にパチキ入れようと生きている。
斜に構えて、クールなふりしてる奴なんて誰もいない。
本当に愛しい連中だ。

正直、こっぱずかしい程にベタで熱くて真摯な青春映画。
笑い、ハラハラし、悲しくて、また笑った。

***************

この映画に込められた、切なく悲しくてやりきれない事実。
たくさんのメッセージ、本当にたくさんの人に観てもらいたい。

役者さん達もほんとうに良かった。
オダギリ・ジョーって上手いひとだなぁって思いました。
インテリな飄々としたぼんちぶりも板についていたし。

大学生活を京都で送った私としては、「おっ!」って場面が多かったですね。
下宿も鴨川、出町柳の近くにあったし。
久々に、出町ふたばの豆もちや童夢のケーキ食べたくなってしまった。
(映画と関係ない話になってしまいました・・・・)


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Comments

TB、ありがとうございます。

ジーンときて、笑って、考えさせられて…いい映画です。井筒監督ってやりますねぇ。

Posted by: nautica crew | March 03, 2005 at 05:35 PM

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