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巌窟王~終幕~

巌窟王~終幕~

立ち込める黒煙の中、崩れ去った屋敷の跡に白いバラを投げ込むベルッチオ。
敬愛する主の為に、手向けた花。

宇宙へと旅立つ伯爵の宇宙船。
ルナへと戻るルイジ・ヴァンパの盗賊団。

「夏の嵐は去ってしまった・・・・
僕達の夏の終わりとともに・・・・」

***5年後***

 <パリ>

何事もなかったかのような、相変わらずのサイバー都市パリ。
けれど確実に時は経っている。

長い戦争を終えて、帝国との和平が実現する。
書記長になったドプレー、
副編集長になったボーシャン。
(あんまり変わらんな、もともと老けてるからか?)
「本当に豊かな時代が来る、人の心を信じたいのさ」と語るボーシャン。
意外とロマンティストだな。
でも、そう信じたいよね。

 <マルセイユ>

「今、戻ったよ。」
軍を退役し、貿易商を手伝うというマクシミリアン。
ノワルティエ老人が健在のうちにヴァランティーヌと結婚したようだ。
モレル家の健やかさ、マクシミリアンの誠実さはきっと
ノワルティエ老人を安心させたに違いない。
孫娘の幸せを祈っていたからね。
ヴァランティーヌは明るく健康そうになった。
(ま、もう毒盛る人もいないしな~前髪なくなってすっきりしたぞ!)
自分の夫の名前に小さく「さん」ってつけるとこも彼女らしい。
ルノーもやって来た。
彼は変わらない良い友人。
(っていうか別の意味でパワーアップしてない??気のせい??)

 <ジャニナ>

エデの為に、髪飾りを物色するバティスタンがいい。
顔を赤らめながら「黒髪に似合うか?」なんて聞いてるし・・・
で、モデルになったペッポを見てびっくり。
「ぺ、ペッポ?!」
(アルベールにも言われてましたな)
うへぇ、逞しいなペッポ。
ところで、本当は男なの女なの?
ま、どっちでもいいか・・・

エデは美しく成長し、ジャニナの女王となるようだ。
ベルッチオ、アリ、バティスタンはエデの傍に控えている。
地獄まで従いたいと敬愛した主が、守り慈しんだ美しい真珠。
彼が遺したその宝玉に仕えるのが今の彼らの望み。

伯爵に想いを馳せるエデの横顔は哀しい。
けれど、哀惜の想いを胸に秘めベルッチオ達に向ける笑顔は美しく力強い。
「ジャニナの地を守っていきたいのです。」
それがエデの望み。
誰より愛した人を亡くした哀しみは癒えることはないだろう。
でも、彼女には使命がある。
なにより、一人ではない。
ベルッチオが、バティスタンが、アリが・・
彼女を支えてくれるだろう。

<使命手配>

カドルッス、生きてたの?!
カヴァルカンティ公爵改め、ベネデットも相変わらずの活躍ぶり。
クーデターでドサクサ紛れに脱獄。
まだまだ悪事を重ねるぞ!
おぅっ!!(いいんですかい?)

<再び、マルセイユ>

海の見える墓地に佇むメルセデス。
そこには彼女を愛し、彼女から愛された二人の男の墓。
エドモン・ダンテスとフェルナン・モンデゴ。
モンテ・クリスト伯でもモルセール将軍でもない・・・
癒える事の無い哀しみを胸に生きるメルセデスはあまりに悲しい。
ただ、「愛された」ことが彼女の罪なのか?
同じ花を、同じ数だけそっと二人の墓に供えた・・

<再び、パリ>

立派な青年になったアルベール。
5年間、パリには戻っていなかったようだ。
手放すことにした屋敷を訪れる。
荒れ果てた部屋で、かつて母がそっと秘密を閉じ込めていた引き出しを開けても何も出てこない。
ふと、マルセイユの海を背景に描かれた母の肖像画が目に留まる。
そこに隠されていた手紙・・・
それはエドモンがメルセデスに宛てた、恐らく最後の手紙だった。

「私たちの未来に光り輝くのは幸せです。」
そう綴られた手紙を読むと遠い日のマルセイユの渚が目に浮かぶよう。
若き日の父と母、エドモンが笑い戯れる姿は、
かつての自分とユージェニーとフランツのよう・・・
限りない希望と幸福に溢れたエドモンの姿はアルベールが初めて知るもの。
「貴方は、僕が生まれるずっと前からここいらしたんですね・・・」
不思議なほど、アルベールと若き日のエドモンは似ているけれど
もしかしたら、メルセデスは「エドモンのようになって欲しい」とアルベールを育てたのかも・・・

アルベールはフランツの墓に語りかける。
「ずっと帰らなくてごめん・・・」と。
フランツや父や伯爵の分まで生きようと必死だったと。
立ち止まると過去に捉えられそうで、とても不安だったと。
でも、お前に誓う。
あの夏のことは決して忘れない。

アルベールは道に迷うことも、戸惑うこともないだろう。
大切な人達の灯が彼を導いてくれるから。
哀しいことにエドモンは絶望の淵で、その灯を見失ってしまったけれど・・・

父母から愛を受けて生まれてきた真っ直ぐなアルベール。
フランツから、限りないやさしさを。
伯爵から、決して挫けることのない強さを。
友人から、たくさんの友情を得たアルベール。
自分の人生をその足で進むことが出来るだろう。

懐かしいピアノの音が風にのって聞こえてくる。
フランツはきっと「大切なひとを忘れているぞ」って笑っているよ。
ユージェニー。
ピアニストとして大成した彼女も、ずっとアルベールを想っていた。
駆け出すアルベールの先にはユージェニーが・・
大切な人たちが待ってる。
抜けるような青空の下で。

*********

昔、夢中になって読んだ「モンテ・クリスト伯」にこんなかたちで再会するとは夢にも思いませんでした。
お話も途中から変わってきて、ラストもまったく違うものになったけど
この「巌窟王」は本当に面白かったです。
原作が映画になったりしたけど
2時間の長さでは足りないだろうし、イメージが崩れるという理由で見たことなかったんですが
半年の連続モノで、設定をここまで変えてもらい気持ちがいいくらい楽しめました。
最初は、苦手だった背景もすぐに慣れて、
「サイバー都市パリもいいもんだ」と美しさにうっとり・・・
「巌窟王」の説明をとか、もっとイフ城でのことを描いて欲しいとか思う方もあるかも知れませんが
私はこれはこれで十分満足です。
今回はエピローグだから、短めにしようと思っていたのにまたまた長くなってしまいました・・・
(それでも、書きたいこと抑えてるつもりなんですが・・)
最後に、このような素晴らしい作品を作って下さった、スタッフとキャストの皆さんに心から感謝いたします。
ありがとうございました。

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にっこり!!

同じココログってこともあってか、時々小島聡選手のブログを拝見します。
彼のブログを読むたびに
「いい人だなぁ!!」と感心します。
彼の人柄がわかるブログですね。
読むと思わずニッコリしてしまいます。

先日、両国国技館でのIWGP戦。
相手は、新日本プロレスの中邑真輔選手。
私は相変わらず、「赤、勝て!白、勝て!」のどっちつかずなので
どちらが勝っても楽しみでした。
ただ、「小島選手のプロレスと中邑選手のスタイルって、かみ合うかな?」とだけ思っていました。

結果は、60分フルタイムのドロー。
(キツそう・・・)
小島選手の防衛。
IWGP奪還が叶わず、中邑選手は涙をみせた。
(って、彼が泣くのは初めてでは?)
ってことを相変わらずネットで知りました。
試合内容も素晴らしかったようです。
早く見たいなぁ。

とりあえず小島選手のブログを拝見して、またまたニッコリ。
「中邑選手、ありがとう!って読んでないか」などと書いてありますしね。

ちょっと前だけど雑誌の写真でお婆ちゃんの手を両手で握り
笑っている小島選手の姿にニッコリ。

この人は素晴らしいベビーフェイスのチャンピオンなんだなぁ。
ついついニッコリしてしましました。

IWGP奪還が叶わなかった、中邑選手もこの先が楽しみです。
もっと素晴らしいプロレスをしてくれるでしょうし。
(ノアの小川選手とかと、やってくれたらいいな。彼はプロレス上手いし。)

とりあえずプロレスは大河ドラマなんで、のんびり楽しみにしております。


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頭痛いと思ったら・・・

今朝、目覚めると物凄い頭痛。
外は案の定、雨です。
「今日は晴れるはずじゃぁなかったっけ??」とTVをつけると
またもスマトラ沖で大地震!
頭痛はこの地震のせいではないけど、
本当になんてことでしょう・・・・

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楽しそうでいいね!

時々、友達に「楽しそうでいいね」と言われます。
昔っからか・・・(特に高校からの友人がそう言います)

確かに、分からないこと知らないことが多くて楽しい。
これは年齢を重ねれば重ねるほど、そうなっているようです。

ブログを始めたら始めたで、「あっ!私と違う!なるほど!」とか
「そうなんだ、うむ。」と唸ることもあるし・・・

ただ、生活してるだけでもあるし・・・

勿論、その時に納得いかなかったり、理解できないことも多々あります。
そういった時は、「まぁ、こう考える人もいるし」とか「きっと、この人だって私の考えが分からないこともあるさ」
などと思いとりあえず、保留してとって置きます。
私が賢くなったら理解できるかもしれないし・・
理解できないからと言って否定する権利はないですものね。
(斬り捨て御免!!ってのは真っ平)

こういった“遊び”があるほうが、面白い。

私は主観的だったり意志的だったりすることも大切だと考えますが、
同時に客観的だったりゆらぎも必要だと考えます。
要はバランスの問題ですが。
自分原理主義みたいな人間にはなりたくないなぁ~。

「楽しそうでいいね」と言われると、
客観性やゆらぎといった“遊び”があるんだと考えております。

もっとも、「悩みがなさそうでいいわね」って意味でもあるんでしょうが・・
悩みとか、シンドイことがあるからって
わざわざ「楽しくない表情」したってツマランと思いますがね。
まぁ、能天気なのは確かだけどさ。
とりあえず前向きにね。うん。

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初恋のきた道~ヒロインの誕生~

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私の拙い画力では、描けない可愛いチャン・ツイィーちゃん・・・・悲しい・・

初恋のきた道~ヒロインの誕生~

「あ~、もぉっ!舌の上で一気に転がさないといけないような、
こっぱずかしい邦題つけるな!!」心の中で呟きながらチケットを買った・・・
いやホント。
予告編を見ながら、
やっぱ、「ザ・カップ」にしとけば良かったかなぁ~なんて思っていたけど
本編が始まって暫らくすると、
すっかり魅了されてしまった・・・
そう、チャン・ツイィーちゃんに・・・
「あぁ~、見に来て良かった!!なんて可愛いんだ!!ありがとう!!」
(って、誰にお礼言ってるんだ私??)

***************

ストーリーは至ってシンプル。

教師だった父が急死し、急ぎ帰郷した息子。
そこで、父と母の馴れ初めを思い出す。
町から来た、青年教師に美しい村娘が一目惚れし、
その一途な恋が実るまでの話を。

この村娘(若き日の母)をチャン・ツィイーが演じているんだけど、
可憐で、素朴で、愛らしい目を見張るような美少女なのだ。
(もぉ、どんな形容も追いつきませんっ!!)
特に、初めての幼い恋にときめき、家路を小走りに急ぐ彼女。
恋の喜びに、身体の内側から突き動かされるように走る姿に胸が熱くなる。
「あの走り方は、恋を知るものだけの特権よねぇ」なんて思う自分に
つい「そんな経験あったのか?」とツッコミをいれたくなりますが
それよりも、ツィイーちゃんだ。
この少女の一時期でしか撮れない映画だと思った。
まさに
「チャン・イーモウによる
チャン・ツィイーの為の
チャン・ツィイーの映画」

美しい・・・・

勿論、この映画が美しいのはそれだけでは無いと思う。
とことん、余計なものをそぎ落とし
恋する少女の想いだけに絞った演出と
息をのむ程美しい山村の風景。
その全てが調和し、素朴で清冽な寓話を作りだした気がする。

ラスト、父をただひたすらに慕った母の願いを叶えてあげる息子・・
それもこの恋物語に花を添える。

重箱の隅をつつくような真似はせず、
ただこの寓話の美しさだけ見てればいいんじゃないかと思う。

でもなぁ、ただ一つ納得いかないことが・・・
どうせなら若き日の父さん、もっと美青年にしてください・・・・
夢のような恋物語なんだから。
(好みの問題なんだろうか???)

それはさておき、新しいヒロインの誕生を見れて
本当に幸せなことだと思いました。

********

補足

ところで、チャン・イーモウ監督の作品は結構、観ていて
「紅いコーリャン」の圧倒的な迫力に息を飲んみました。
が、正直言ってそれ以降の作品は
映像美は素晴らしいのですが
「封建的な社会で、窒息してゆきそうなヒロイン」というのが多く
私は典型的な悲劇のヒロイン像にいささかうんざりしておりました。
それは多分、私の基本が女性であり女性というものを
古い鋳型にはめた描き方に反発があったからです。
が、「秋菊の物語」で監督は違う女性像を登場させました。
それは、いつものコン・リーを起用をしながら、
封建社会、というか夫や周りの男性達がナアナアと馴れ合って作り上げた環境に
真っ向から異を唱え、自らの意志で足で行動する女性(しかも身重)だったのです。
彼女のしていることは愚かに見えるかもしれないし無駄なことかもしれませんが
真っ直ぐに前だけを向く彼女は今までのヒロインと違いそっと後押ししたくなりました。
この秋菊から、監督の描く女性は鮮やかに心に残るようになりました。
芯が強く、頑固で一途でしなやかな女達。
チャン・ツィイーは前だけを見て自分の足で歩くイーモウ監督のヒロインの代表だと思っています。

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蛇足ではありますが・・・あまりに素晴らしかったので・・・

巌窟王の23幕は本当に素晴らしかったです。
恥ずかしいけど、いい歳して泣いてしまった・・・・
でも、本当に素晴らしかった・・・
そして、私のレビューも長くなった・・・

最後に「覚えておいてほしい。私の名はエドモン・ダンテス」と虫の息でつぶやく彼を見て
正直、涙が抑え切れなかった。
モンテ・クリスト伯と名を変えてからの長い年月、
本当はエドモンとしての人生を歩みたかったのだろうなと思ったので。

今回、アルベールは本当にがんばった。
きっと、フランツも喜んでるだろう。
いままで、マイナスだった(と思うケド)彼の純真さ、素直さ、やさしさからくる強さが
エデおも、救ったのだから。
本当に最後、がんばったね。

メルセデスも助かって良かった。

ベルッチオ、バティスタンの忠実な召使い達。
最後にアリがエロイーズ親子を救うシーンもあったし。

エデ、私はずっと貴女と伯爵の船出を夢見ていました。
そんな事、起きないと分かっていても。

フェルナン、最後に貴方がかつての友を想ってくれて
救われた。
本当に・・・

って書くと最終回のようですが
あと一話あるんですよね。
多分、エピローグになるんだろうけど楽しみです。
寂しいですけど・・・


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巌窟王~第二十三幕~

巌窟王~第二十三幕~

故郷を模した渚を持つ
贅を尽くした豪奢な箱庭が崩れてゆく。
美しく豪華だが、空っぽの箱庭。
かつて貴方は言った、
「私の人生はこの箱庭のようなものなのです。」と・・・
貴方の魂は救われたのですか?
伯爵・・・・いいえ・・・エドモン・ダンテス・・・・

********

「忌まわしき亡霊め!!」
「受けとるがいい!我が復讐の鉄槌を!!」
フェルナンと伯爵の最後の戦いが始まった。
火花を散らす、剣と剣。
軋み、切り裂かれる鎧。
生身の体を剣で貫いても倒れない伯爵。
復讐の為、肉体も魂も巌窟王に捧げた。
死という安らぎさえもこの身には許されないのだから。

最後の別れをするように
そっと、エデの額に口づけをした伯爵。
エデは伯爵の元に駆けつけた。
例え私の言葉が貴方に届かなくても、
私の命がここで尽きようとも、
貴方を行かせはしない。
巌窟王に貴方の全てを渡しはしない。
「私は貴方を愛しているから。」

人質にとられたアルベールがフェルナンに向ける目は
真っ直ぐに自分を見据えたメルセデスと同じ。
愛している。
だからこそ、欺瞞に満ちた自分を見つめるその瞳に耐えられなかった。
愛している。
だからこそ、身勝手な愛情からお前達をこの手にかけた。
でも、もう失いたくない。
エデを離し、懇願するフェルナン。
「憎むなら、殺すなら俺にしてくれ!
大切なものを奪わないでくれ!」

「私が欲しいのは、お前の果てしない絶望だ」
響く銃声。

「私が、私が仕えるのは・・」命じられても、アルベールを撃つことが出来ないベルッチオ。
思わず、伯爵とアルベールの間に割って入り、銃弾を受けるバティスタン。
真に忠実な彼らは、命令に盲従することが伯爵の為に最善を尽くすことではないと知っているのだ。

巌窟王は言い放つ。
「時は尽きた。お前には救えぬ。友の心が分からぬお前には。」

僕には分からない。
人の命より、大切なものがあるなんて。
多くの人を傷つけ、罪のないフランツの命を奪うなんて。
伯爵、運命とは自分の手で切り開くものだと仰ったではないですか?
貴方の意志は、貴方自身はどこにあるのですか?
そう、僕には貴方の本当の心は分からない・・・
だけど、貴方の憎しみ、悲しみ、痛みをこうして抱きしめ、
貴方の頬に口づけをしましょう。
貴方のした事、全てを許すように・・・・

もがき苦しみ、涙を流し、心臓から血が溢れ出す・・・
「私は死ねない・・・この手でアルベールを殺すまで・・
ベルッチオ、私の手に復讐の剣を・・・」
もう、彼にはアルベールを殺せない・・・・
巌窟王から開放された伯爵は、血を流し暖かい体を持つひとになったのだから・・・
心臓から溢れる血は、静かに広がってゆく・・・
十字架のように・・・
エデとアルベールに手をとられる彼。
「どうか覚えておいて欲しい・・・私の名はエドモン・ダンテス・・・」
復讐の為に、自らを贄として捧げた身体と魂。
失ったものを見つけ、ようやく貴方の長い旅は終わった。

「走れ、走るんだ、真っ直ぐに!」
アルベール、私の人生は嘘で塗り固めたものだったが
お前のこれからの人生は違う。
私はもう逃げない。
自分の犯した罪から逃げない。
「・・・エドモン・・・」
崩れていく箱庭に残り、
もう物言わぬ、かつての友の亡骸の傍に跪くフェルナン。
25年もの長きにわたり、ただただ復讐の為に生きたエドモンの
辛く哀れな人生、その悲しみや痛み、憎しみを想い
初めて友の為に流す心からの涙・・・・

エデ、伯爵は貴女が共に死ぬことを望んではいない。
覚えていて、エドモン・ダンテスを・・・
そして、彼が望んだ「自分の夢の為に生きなさい」という言葉を・・・・

*******

箱庭は崩れていく。
愛するものを飲み込んで・・・
貴方自身に戻り、死を許されて、貴方は安らぎを得たのですか?
貴方の魂は救われたのですか?

・・・エドモン・ダンテス・・

*********

絶対に無理だろうなと思いながら原作のラストを望んでいました。
エデと伯爵が旅立っていくあのラストを・・・・
こうなる事は、分かっていましたが
このエドモン・ダンテスの一生は、胸が潰れる思いです。
悲しい・・・

あと、口づけはエデにして欲しかったな・・・・・
(これも、ストーリー上無理なんだろうけど・・)


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またも大地震・・

「サリン事件から10年か」と思っていたら
福岡で大地震がありましたね。
九州に妹夫婦と甥っ子がいるので、慌てて電話したら
震源地からは離れていたので彼らは問題なかったけれど、
被災した方は、不安で心細いことだと思います。
なんとか、早く落ち着いた生活が送れるように願います。

阪神大震災が起きたとき、京都にいました。
京都もかなり揺れて、寝ぼけ眼で避難路を確保しにいったこと覚えています。
友達も被災しました。
彼の近所の家はみんな倒壊してしまったそうです。
「震度1の揺れでも、恥ずかしいけど体が震える」と言ってました。

「サリン事件」の起きた日は、とても暖かい日だったことを覚えています。
たまたま、母が遊びに来ていて一緒に
ニュースを見ながら、しばし言葉を失いました。
いつも使っていた、見覚えのある駅です。

地震も恐ろしい事件も他人事ではありません。
本当に。


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強きもの!!その名はクロコダイルハンター!!

総合格闘技とかで「人類最強!!」とかよく言っておりますが、
私がつくづく最強だなぁ~って感心するのは
クロコダイルハンターことスティーブ・アーウィンです。
ハンターと言っても、ワニを殺して皮を剥くわけではなく、
ワニを心から愛し、保護してるんですがね。
どこへ行くにも短パンのサファリ・スーツで胸毛を覗かす憎い奴。
「アニマル・プラネット」を見てる方はきっとご存知でしょう。

いや、彼のなにが凄いって、
あんなにワニ(しかも、最も凶暴とされるクロコダイル!!)に
素手で、柵の中でクロコに餌やるんですよ!
クロコときたら唸りながら迫ってくるんですよ!!
ころんだら、クロコハンターも確実に餌になる!絶対!

ま、ここまでならわが国のムツゴロウさんもやるかも・・・と思う方もいるでしょうが
彼の真骨頂は、クロコを生け捕りにする際に
いきなり素手で、クロコの背に飛び乗り、口をロープでくくるんですよ!!
勿論、助手とか奥さんも手伝いますが、
3メートルから5メートル近くのクロコダイル、体重だって1トン近くあるワニ!
最初に見たとき「なに考えとるんじゃ!!」と呆れてしまいました。
ちなみに野生の人を襲ったクロコも同じ方法で捕まえておりました。
クロコハンター曰く
「これがクロコを傷つけずに済む」のだそう。
人間の安全は二の次ですな。

それだけではなく、産卵してトランス状態のクロコ(野生)に
近づき、触りまくり、キスもしたりする。(他の爬虫類にもするけど)
「彼女(クロコ・雌)が、トランス状態から覚めたら
すぐに襲われる事でしょう!わぉ!!
とカメラ目線で、欧米人特有のハイテンションな調子で言われりゃ
こっちが「わぉ!!」だよ・・・

と、まぁ
好き嫌いを通り越し、とにかく凄い奴クロダイルハンター!

ヒョードル、ノゲイラ、ミルコより凄いぞ、クロコダイルハンター!

もっとも、一番驚いたのは、彼がジンベイザメと一緒に泳いでるとき
シュノーケルを咥えて、海の中でサファリ・スーツを着ている事でした。
スウェット・スーツは着ないのか?
恐るべし!


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奇奇怪怪?

先週と同じく、巌窟王のレビューが消えました・・・
なぜ?
今度は書いた6割が消えた・・・
(昨日レビューは書き直したものです)
なぜ?
前回の失敗で、何度も保存しながら書いたのに・・・
保存した分も消えた・・
なぜ?
消えた瞬間
「きっと、呪怨の白い子供が消したんだ!!」と思いたかった・・・(涙)
ま、どう考えてもそんなアホなことあるわけないので
「ちっ!やっぱ自分か!(当たり前)」と書き直したわけです。
しかし、不思議。
これで3回目ですよ、データ消えるの・・・
「モーターサイクルダイヤリーズ」で一回、「巌窟王」で二回。
すごく気をつけてるつもりだけど・・・・
消えても大丈夫なように簡潔なレビューを
書けばいいんだけど長くなってしまうんですよね。
しかも、ほとんどがあらすじ・・・
きっと、「2時間ドラマサブタイトル」から
抜け出せないのね・・・


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巌窟王~第二十二幕~

巌窟王~第二十二幕~

「俺は救いなどもういらない・・・
俺から全てを奪い、陥れた者達に
死という平安すら与えない・・・
無限の苦しみを必ず!!」

無実の罪でイフ城に収監されたエドモン・ダンテス。
死という選択さえ許されない、果て無き絶望。

***********

軍による爆撃が始まろうとする中、
もう、逃げない。真実を知りたいと迫るアルベールに
伯爵はことの始まりを語る。

25年前、エドモンが何も知らずに受け取った手紙には
ヴィルフォールの名が記されていた。
プリンスの暗殺に関わった者として。
それを、当のヴィルフォールに渡してしまったエドモン。
ヴィルフォールは証拠を握りつぶし、代わりにエドモンを
反逆者としてイフ城に送った。
自分を守るために、罪の無い男を生贄したのだ。

イフ城に収監されたエドモンを待っていたのは
無限の地獄と巌窟王だった。

巌窟王の言うがまま、知恵と力と引き換えに
自分の心を身体を捧げたエドモンは
モンテ・クリスト伯爵となり生まれ変わった。

「モンテ・クリスト伯爵に命令できるのは
モンテ・クリスト伯爵だけ。」
アルベールの復讐を止めて欲しいという言葉も
伯爵を止めることは出来ない。

プリンスを暗殺したのは、敵ではない。
戦争によって生じる利益を望んだ自国の身勝手な一握りの人間達。
暗殺の報復と銘打って、和平を遠ざけ戦火を広げたのだ。

そして、パリも一人の男の為に破壊される。

***********

「暫定政府を立ち上げ本日中にモルセール大統領が誕生いたします」
追い詰められた、フェルナンは議会を制圧しクーデターを起こした。

「真実とは信念のもとに己が手で作り出すものだ!」
何を言っているんだ!?
逆ギレでしょ?どう考えたって!!
「独裁とは欲望のもとに軍事力で作り出すものだ!」と言ったほうがいいんじゃないか??

軍の砲弾は、街をなぎ倒し、自国の人々を踏みにじり破壊の限りを尽くす・・・
もはや「国のため、人民のため」などという屁理屈さえ存在しない。

***********

アルベールが父の元に駆けつけ目にしたのは
床にうつ伏せに倒れた母と銃を持つ父の姿。

「あんな奴、友達だと思ったことはない。
そうさ、俺があいつを陥れたんだ。
メルセデス全てお前のせいだ!
・・・・・お前になんて酷いことを・・・
ごめんよメルセデス、俺はお前を・・・」

「こんな事を起こすのが、貴方の夢ではなかったはず」と言って嘆き
エドモンとの間に何があったのか訊ねた妻。
一度は手を差し伸べ、一緒にパリを出ようと言った妻。

身勝手な愛情ゆえに、メルセデスに銃口を向けたフェルナン。
同じ銃口は息子のアルベールにも向けられる・・・・

繋ぎとめ、懇願し、執着することが彼の愛情なのか?
なんだかとても悲しい。

「まだ、終わってはいない!」
一旦は死のうとしたフェルナンは、思いとどまる。
「モンテ・クリスト伯爵、いやエドモン・ダンテス!!
貴様がそうしたように、俺も貴様の全てを奪ってやる!!」

無残に蹂躙し尽された花の都の残骸の上に立ち、
仇敵を待つ伯爵。

次回を待て!

**********

嘘!!フェルナン、メルセデスを撃っちゃったよ!!
本当にこの作品、「まさか?まさか!」という事が起きます。
(フランツも死ぬとは思わなかったし・・・“告白”まではさ)
最終回まで、あと二幕とは云え盛り上げ過ぎです。
体に悪いよ、ホント。
録画しないと、寝られなくなるよ~。
しかし、なんだねフェルナンはいくらなんでもムチャクチャ。
いくら追い詰められたとは云え軍によるクーデターだなんて・・・
次週も、寝られなくなりそうですね。
ところで、アルベールがんばってるけど、
目に涙溜めてお願いしたくらいでは
伯爵の復讐は止められないよ。
次、もっとがんばろうね!


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髪を切る。

久々に髪を切りました。
いつも超ショート。
この頭で男子なら、どの運動部でもOK!というくらい短い。
いわゆる、五分刈り?
運動は苦手ですが。

この五分刈りヘアは、剛毛多毛の私には(伸ばすとバハバハになる)
とても気に入ってる髪型ではありますが、
冬は寒い・・・・とても。
風の強い日なんて、そりゃもう寒いです。
雪女が頭に住んでいて、直接
寒風を吹きかけているのでは?と思うくらい。
ま、そろそろ暖かくなるし、しばし雪女とはオサラバです。

髪を切ると気分が明るくなるなぁ!
いい気分!
家人には、「清原(番長)みたい」とか「サル」とか言われますが

「悪口が怖くて、髪が切れるか!ノー・フィアッー!!」
ですね。

久々に切って、すっきりしました。

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昨日と今日の新聞を読んで~戦争を知らない子供だけれど~

昨日、今日の新聞には、東京大空襲と「韓流の前後」についての記事がありました。
この2つは無関係ではないと思うので、ちょっと雑談を。

私は、戦争を知りません。
恥ずかしいけれど、少ない知識としての戦争しか知りません。

ただ、絶対に戦争は許せない。
どんなことがあってもです。

広島、長崎で被爆した方。大空襲を生き延びた方。沖縄戦で肉親を失った方。
地獄を味わった方々の気持ちを本当に理解できないけれど。

かき集めの知識でも、この理不尽な大量虐殺はなによりも許してはならないことだと解ります。
どの国で起ころうとも。

声を限りに群集の中に消えていったポーレットは映画の中だけの話じゃない。
戦火の中に、何百何千のポーレットはいるでしょう。
人の命を救うために医者になり、国の為という大義名分の名のもとに
満州で人体実験に参加した人。
戦後その罪深さに、睡眠薬なしで眠れなくなったそうです。
「ウチナーグーチまで戦にやられてしまったのか?」しぼり出すような沖縄の人の声。
あの原爆資料館での、身の竦む恐怖。
おそらく生きながら、焔に放り込まれたかのような大空襲。
なにをどれだけ並べても、戦争を表現しきれないと思います。

そして、近代史を知らない私達。

「お前ら、日本のガキは何も知らんやろ!!」
この突き刺さるような言葉。

初め、井筒監督は正直苦手でした。
けれど、その発言は乱暴なだけではなかった。

「こんなん、いうたら人殺しの映画やないか!」
「笑い事ちゃうよ!戦争に大儀もクソもあるかい!」
「昔、日本が朝鮮や中国の人にどんな酷い事したか教えとるんか!」
「ゆとり教育なんて言うてないで、ちゃんと歴史教えんかい!!」
(私は京都に5年以上、住んでいましたが関東の出身なので関西弁は怪しいです)
こういった井筒監督の言葉を聞き、私は「パッチギ」を見たいと思いました。

私の通っていた高校は受験勉強なんてほったらかしでした。
そのかわり、平和教育、戦争、近代史、同和教育、人権問題などなど、
そんなことばかりしてる学校でした。
だから、かつての日本がどんな惨い事を近隣の国にしていたかも多少知ってはいます。
戦争の惨さも。
でも、それは(ちょっと汚い言葉を使います)クソみたいなモンだと思います。
恥ずかしいけど、まだまだ知らないことだらけです。

ただ、知らないより知っているほうが良いのは確かです。
知ろうとしなければならないと思うのです。
「何も知らんやろ!!」といわれても、返す言葉が見つからなくても
その言葉の重さは理解できるでしょうから。
そして、少しはより良く生きれるでしょうから。

戦争で本当にたくさんの日本人が殺されました。
日本人もたくさんの人を殺し、踏みにじってきました。
「これだけ殺したから、このくらい殺されても当然だ」ということは
絶対に無い!
奪った命の代わりはないのだから。

出来る限り、真実に近い歴史の教育を。
自分の頭でより良く生きれる術を。
無知で、良い人間ではない私でさえ、
心の底から恐ろしい戦争は嫌なのです。


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巌窟王レビュー補足

「あなた私のもとから~、突然、消えたりしないでね~え」
時をかける少女:原田知世の歌声が脳裏を駆けた・・・
(古っ!!)

だって、昨日9割ほど書いた、巌窟王のレビューが消えたから・・・
ちゃんと保存しなかったからなぁ・・・
「ちっ、仕方ない。」自分が悪いのに、少々やさぐれながら、一からやり直し。
早く仕上げて、他のサイト様のレビューを読みたい!!
と、書き上げたところでtime up!
もう一人のPCユーザーが・・・あぁっ。専用のPC欲しい・・・
他のサイトさんに行けなかったよ~!!
大慌てで書き上げたもので、今日チェックしたら色々不満が(いつもの事だけど・・)
という事で、補足です。(感想文ですね。)

***********

第二十一幕が終わり、
切なかった。

カヴァルカンティが、メルセデスが、モンテ・クリスト伯爵が、ヴィクトリアさえも。

カヴァルカンティ
世の中の全てを憎むような彼と父の与えくれた唯一の布をそっと仕舞いこむ彼。
余りにも悲しい。

ヴィクトリア
思えば彼女も寂しい人だ。
子供を殺した罪悪感を抱えたままだったのかもしれない。
金にしか興味の無い夫を持ち、子を生しても心の空洞を埋められないまま
若い男との情事に身を委ねたのだろう。
虚しく悲しい。

メルセデス
彼女は情の深い女性だと思う。
だから、アルベールに「二人でマルセイユに行こう」と言った時に
窮地に陥った夫はどうするよ!!と思ってしまいました。
(フェルナンは家族は大切にしてるみたいなのに)
が、夫は保身の為きゅうきゅうとして、どうも家族を放っているようなので
「あんな事を書いて早計だった」と激しく反省してます。
(私も以前のアルベール並だわ・・)
今回、エドモンの父を想い涙を流すメルセデスに胸が痛んだ。
彼女が死んだと聞かされたエドモンを待てなかったのは仕方ない。
私がエドモンの父であっても、彼女に同じことを言うと思う。
この悲劇は彼女のせいではないのに、
メルセデスはずっと自分を責めるのだろう。
それが辛い。

伯爵
彼の中には多くの人に愛された、エドモンが残っているのだろう。
でなくては、どうしてエデやベルッチオ達があれ程、伯爵の身を案じるだろうか?
エデの懇願にも耳を貸さない伯爵。
一度、青春も父も婚約者も全て失い、今度は復讐の為に全てを失う彼を見るのは忍びない。

あと三幕、どうするどうなる巌窟王!!

(って、あんまり補足になってないな・・・まるで2時間ドラマのサブタイトルだよ)
という訳で、やっと他のサイト様にも、公式HPにも行けるぞ!!


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巌窟王~第二十一幕~

巌窟王~第二十一幕~

呪われし子。
母の腕に抱かれることも無く、祝福も名も与えられなかった。
呪われし子。
揺りかごの代わりに、棺を与えられ葬られた。

法廷で知る、カヴァルカンティの出生の秘密。

将来を約束された裁判官の愛人が産んだ子供は
ただただ、邪魔だった。

自らの犯した罪に怯え、死んだと思っていた我が子が目の前に現れ混乱の中
ヴィクトリアは呟く「坊や・・・私の赤ちゃん」
その時、彼女の脳裏に浮かんだのはカヴァルカンティとの情事・・・
なんという罪深さ・・・

暴かれる真実に、さしもの怜悧なヴィルフォールも動揺を隠し切れない。
口にしてはならない事まで口にしてしまうのだから・・・
追い詰められたヴィルフォールを抱きしめるカヴァルカンティ。
「会いたかったよ・・・父さん・・・さようなら」
突き刺さる、針。
ゆっくりと崩れ落ちるヴィルフォール。
響き渡るヴィクトリアの悲鳴。

憎しみこそが、カヴァルカンティの愛情。
棺に入れられた自分を包んでいた布、
それは唯一、父がくれた父と自分をつなぐもの。
そっと、ポケットにしまい再び牢獄に繋がれるカヴァルカンティ。
悲しいくらい穏やかな表情の彼。

闇に葬られた子は闇より現れ出でて、闇にまた戻って行った。
闇の中こそが彼の安住の地であるかのように・・

************

《これで、ひとり》

「オレはただエドモン・ダンテスという存在が邪魔だったんだよ!!理由なんかねぇ!!」

偽りの告発状で罪に落とした友エドモン・ダンテスが
今、モンテ・クリスト伯爵となってダングラールを追い詰める。

「喜べ!!お前が触れたものは全てが金塊になる」
金の亡者ダングラールには黄金の棺を。
宇宙の片隅で、金塊に囲まれ飢え、乾いて死を迎えることだろう。
(勿体無い~っ。金塊、ひとつ私に下さいな。新しいPCが買えるから!)

************

《これで、ひとり》

ベットに横たわるヴィルフォールの前に現れる伯爵。

ヴィルフォールが保身のために、人身御供として無実の罪に落とした男。
エドモン・ダンテス。

「かつて、その名で呼ばれた男はイフ城の牢獄で一度死に、巌窟王となって甦った。」
伯爵の額に浮かび上がる巌窟王の印。

お前を犯す毒は、脳を腐らせ断罪する手の及ばない世界に解き放ってくれる。
毒こそが、お前に与えられた恩寵。
法の僕ヴィルフォールは、法の翼に護られながら、ゆっくりと狂っていく。
彼の妻エロイーズのように・・・

《あと、ひとり》

伯爵の復讐はまだ終わらない・・・
**************

メルセデスはマルセイユを訪れ、エドモンの父の哀れな最期を知る。

エドモンが戻ってくることを信じ、エドモンの父を看病する若き日のメルセデスに
エドモンの父はやさしく言った。
「貴女はまだ、若い。老いぼれの世話などしてはいけないよ。さぁ、お行き。」と・・・

メルセデスの頬を涙が止めどなく流れる。
この悲しみは一生、彼女を責め苛むだろう。
彼女に罪はないけれど。
(ところで旦那はどうしたの?)

**************

「それでも、伯爵が全てを失う前に、どうしても伝えなくちゃならないことがある」

アルベールはもう、目を逸らさない。
もう、甘ったれた坊やには戻らない。(と、思いたい。頼むよホント)
もう一度、伯爵と向きあう。
彼を愛し、支えてくれた人たちの想いが後押ししてくれているはずだから。

**************

「簪のヒデっ!!」
不謹慎な私はそう思いました。(だって、テレ朝なんだもん・・)
あそこでヴィルフォールさん死んじゃったかと一瞬、びっくりした。

カヴァルカンティも切ないね。

前に、メルセデスについて結構、厳しいこと書いてしまったけど、
ちょっと、あれは良くなかったです。
浅はかですね。
旦那も家族にコンタクトをとってないかもしれないし・・・

いよいよ、あと三幕・・・・
ナチュラル・ボーン・ボンチのアルベールも大人になれたかな?
(じゃないと、フランツ犬死だぞ!!がんばれ!!)

ところでフェルナンはどうしてるんじゃ?と思っていたら
あの予告!!
ち・血迷い過ぎだよ~!!
あぁ、世界遺産がぁっっ!!
伯爵!止めて!人類の為に!!
こんなことなら、パリに行ったとき凱旋門、見ときゃ良かった!!
(あっ、違うか・・・)

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楽しい入場!

sinsuke1

私は時々、プロレスを見ます。
総合格闘技もK-1もチラチラ見るけど、プロレスの方が好みに合ってるようですね。
新日本、全日本、NOAH、ドラゴンゲート、WWEなど節操ないですね~。
(DDTとかも見たいけどケーブルでやってないんだよね・・)

で思うのは
入場シーンは大事!!
勿論、試合も大事なんだけど、入場から見たい!!
4:5:1(入場:試合:試合後のコメント)の比率で見ているので・・・

よくTVで、入場がカットされていきなり試合になると(時間の都合があるから仕方ないんだけど)
結構、ガッカリする。

テーマ曲がかかる、「おっ!あの選手か!!」、盛り上がる会場!!
気合の入った選手の姿!!リング イン!!
キターっ!!
ってのが出来なくて・・・・(悲)

高山選手の、辺りを威圧するように睨みつけてトップロープを跨ぐ姿。
武藤選手の、リングに入ってからのLOVEポーズ。
ショーン・マイケルズの頭から足先まで、ビンビンに気合が入ってるのなど見ると
「さすがショウの主役!!」と大満足!!(花火がバババッ!!あがるのもハデでいいわぁ)
プロのお仕事って感じ・・・

1・4東京ドームの新日本のメイン。
中邑真輔選手の入場も良かった。
ドームの長い花道を、堂々と歩いて
リングの前に立つと、十字をきって祈ってからリングに上がる。
(十字をきる選手は多いらしいが)これは、良かったなぁ~。
って、わけで上のイラストはリングに上がる前の中邑選手です。
ドームでは、ガウン着てたし、コスチュームの模様も違います・・
(資料なしで描いたので・・・ファンの方ごめんなさい)
似てなくても許していただきたいです。

また、CIMAのクレイジー・ファッキンも見たいなぁ~。
解散しちゃったから無理だけどね・・(泣)

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「ギルバート・グレープ」が好きすぎて・・・

昨日、「ギルバート・グレイプ」のレビューを書いたんですが、
あまりに、この映画が好きなせいで、
どう書けばいいか解らなくなってしまいました。

他の映画のレビューもヘナチョコではありますが
今回は本当に、時間が掛かるし、何度も書き直すしで
全くもうっ!!
なんだかレビューじゃ無くなってるし・・・

この映画のプログラムは何度も何度も読んだため
ボロボロになってしまっています。
プログラムに故・淀川長治氏が書かれたレビューがあるんですが
これがまた素晴らしい!!
全文載せたいくらいです。

ラッセ・ハルストレム監督の映画は、
「マイ・ライフ・アズ・ア・ドック」も「やかまし村シリーズ」も大好きです。
「ギルバート・グレイプ」と「マイ・ライフ・アズ・ア・ドック」と出会ったことは
本当に幸せなことだと思ってます。
(しかし、この映画観て10年以上経つのか・・・・・う~ん。)


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ギルバート・グレイプ~愛しき物語~

ギルバート・グレイプ

映画のラスト、内容に触れてしまっているので
まだ、ご覧になってない方はお読みにならないでください。

***********

母はこの映画の話を、何度もする。
まるで懐かしい想い出を語るみたいに。
けれど、この映画を観て同じ想いを持つ人は少なくないのではないだろうか?
愛しく、可笑しく、切ない物語。

知的障害を持ち、一時も目が離せないヤンチャな弟のアーニー。
そのアーニーを「私のサンシャイン」と呼ぶ、くじらのように太ったママ。
母の世話で手が一杯の姉。
まだ、思春期のただ中の妹。
主人公のギルバート・グレイプは24歳の若さで、この家族を守るために
自らの青春も、夢も押し殺し暮らしている。

彼が家族を愛しているのは痛いほど分かる。
はしゃぎながら、町で一番高い給水塔に登るアーニーを見上げる眼差し。
(この後、警察のご厄介になってしまうのだが。無邪気で困ったアーニー・・・)
ママに気づかれないように、ママの体重で抜け落ちそうな家の床を補強する姿。
家族を抱きしめる、ギルバートの腕に切ないやさしさを感じる。

誰だって、ギルバート程ではないが、家族を大切に思いながらも
煩わしさ、苛立ちを感じたことがあるだろう。
相反する気持ち。
ギルバートは更に深刻だけれど・・・

アーニーが無邪気に口にする
「ギルバート、僕らは何処にも行かない。行かない。」という言葉はとても残酷だ。
行かないんじゃなく、行けないのだから。

旅の途中の少女ベッキーとの束の間の恋。
ベッキーは子供のようなアーニーにも自然に接する女の子だ。
彼女のやさしさ、聡明さ、自由がどれ程ギルバートの心を揺らしただろう。

家族のための望みを話すギルバートにベッキーは
「あなた自身の望みは何?」と聞く。
「いい人間になりたい」
心の底にある、家族から自由になりたいという気持ちを打ち消したいかのように・・・

些細な、けれどこの時のギルバートにとって許せないことをしたアーニーを初めて本気で殴ってしまった。
家を飛び出すギルバート。

このまま何もかも捨ててしまおうか・・・
明日は旅立ってしまうベッキーと旅立ってしまえれば・・・

戻ってきたギルバートにママは言う。
ママだって自分がどれ程、子供たちにとって重荷なのか解っていた。
ギルバート達の父親が突然、自殺したショックでこんなに太ってしまったけど
子供達の恥になるつもりはなかった。

「ギルバート、お前はひかり輝く甲冑をきた王子様よ」
この言葉がママが最後に残したものだった。

パパが残した古い家が、燃え上がる。

その焔はいつまでも燃え続ける。
ギルバート達や、私達の心で。
家族への愛、やさしさ、思いやり、そして憎しみ。
この焔はその全てだから。

「アーニーは“僕らはどこへ?”
僕は言った“どこへでも!”」

医者に10歳まで生きられないと言われたアーニーはもうじき19歳。
家族はそれぞれの道を進み始めた。
地平線に伸びる、銀の道はどこまでも続いている。

「どこへでも!」

ギルバートとアーニーの旅は始まったばかり。

*************

可笑しくて、暖かくて、ちょっと悲しい。
何度も、何度も一緒に観た人と話たくなる映画。
想い出のように。

演じた全ての人たちが、上等の演技を見せてくれる。
難しい役をこなしたレオナルド・ディカプリオも、
不思議で聡明な少女を演じたジュリエット・ルイスもみんな。
殊に憤りと寂しさを見事にその内面に込め、静かにギルバートを演じきった
ジョニー・デップは素晴らしかった。
彼の真価をみるような演技だったと思う。
本当に素晴らしい俳優。

そして、「マイ・ライフ・アズ・ア・ドック」を撮ったラッセ・ハルストレム監督。
この映画に係わった、全てのスタッフに心から感謝したい。
美しく、やさしい心のこもった映画を本当にありがとうございます。

本当にたくさんの人に観てもらいたい映画です。

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今日は汁カレー!

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今日の晩御飯は汁カレー。
別名サラサラ・カレー。
我が家は、3種類のカレーを作りますが、一番好きなのはこれです。

作り方は簡単。(みじん切りが面倒だけど・・)
材料は鶏肉、にんじん、セロリ、タマネギ、トマト、リンゴ、大豆の水煮缶、しめじ。
ワインに粉末スープの素に一番大事な、「マジョラムのカレースパイス」。
これらを煮込めばできるので実に簡単。かつ、栄養満点です。
で、スパイスを使うので、カレースープがサラサラになる。
故に「汁カレー」というわけです。

他のカレーは、「どろどろカレー」(普通のルーを使うから)と「ドライカレー」。

今日はこれに昨日、作った蕪の葉をジャコと一緒に甘辛く炒め煮にしたのとワカメスープ。
食後に、酒糟で作った、甘酒でフィニッシュ。(寒い日は甘酒ですよ~)

皆さんはどんな食事でしょうか?
寒いからお鍋かな??

以上、今日の料理でした。

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明日はど~んと雪らしいです。

今年は寒いですね。
明日も雪が降るらしい・・
春はまだ、遠い・・・
風邪をひかないようにしましょうね。

映画のレビュー(って程でもないけど)を書こうと思っていますが、
いつもタイムリーな作品ではないので、
ケーブルで放送予定のものから書いていくつもりです。
「トラフィック」か、「ギルバート・グレープ」か、「覇王別姫~さらば我が愛~」かな。

あと、4幕で「巌窟王」も終わってしまうので寂しくなります。
他のサイトさんを拝見すると、皆さんそろそろ最終回の展開が気になるようで、
私もそうですが。

そういえば今日はひな祭り。
寒いし、酒かすで甘酒でも作ろうかな。
(今更、ひな祭りって歳でもないがね)

では、明日は寒いので風邪をひかないようにしてください。

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巌窟王~第二十幕~

巌窟王~第二十幕~

抜けるような青空の下へ、「一緒に行こう!ユージェニー」二人は駆け出す。
子供の頃の抜け道を通り抜けたあの頃のように。
あんなに自由になりたがっていた君。
もう、籠から飛び出して思うがままに、飛んでいける。
僕は傍にいないけど、いつも君のことを想っているよ。
自分の夢の為に、生きて・・・

**********

カヴァルカンティが望むのは父母と妹への復讐の為の結婚。
ダングラール夫妻が望むのは財産を得る為の結婚。
そこには、なんの愛情もない。

ユージェニーの結婚を止めようとするアルベールに近づくペッポ。
「あなたが愛する人を救いたいように、私も愛する人の力になりたい。」
と言う彼女を信じるアルベール。
(罠だったらどうしましょう)

報道陣が詰め掛けている会場で結婚の調印式が始まる。
「アルベールは来るさ。あいつはもう貴族じゃない。
自由なんだ。」というリュシアンの言葉どおりに
アルベールは現れ、ユージェニーを連れ去る。
(「卒業」を思い出しましたよ。ホフマンは女装してなかったがね。
しかも金髪のズラ似合ってないよ~)

**********

貴族ではなくなったアルベールも、
父母という枷から逃れたユージェニーも
恋に別れを告げたペッポも自由になった。
自由になるために、切ない別れも失ったものもたくさんある。
これから、ひとつひとつ自分達の手で築きあげていかなくてはならない。
自分の人生を自分で生きる時がきたのだから。

**********

偽公爵カバルカンティの逮捕劇も伯爵の思惑どうりでしょう。
持ち上げ、奈落の底へ突き落とし、僅かな希望に縋ったところをまた、突き落とす。

青空の下へ、駆け出した若者達と対照的に暗い部屋に佇む伯爵。
自分自身でいられるのはこの場所だけ。
財産はこの一杯の水だけ。
夢を見ることもなくなった伯爵。
復讐の為にどれだけのものを犠牲にしてきたのか・・・
「全てが終わったその後に、私の財産をお前達自身の夢ために使いなさい。」

*********

「もう一度、あの人に会わなければ。話さなくてはいけないことがある」
アルベールの決意。
フランツがその命と引き換えに教えてくれた進むべき道。
彼が守りたかったのは、伯爵の昔話に涙したアルベールなのかな?
「誰も恨むな。傷つくことを恐れず、真っ直ぐ人を愛して。」
フランツの手紙に書かれた気持ちを胸にもう一度、伯爵の前に立つアルベール。
憧れでも、怒りの対象でもなく、対等な相手として・・・(出来るかな?)

*********

結婚って(貴族の?)、この世界では財産を共有することなのーっ!!
と、思いました。
そうか財産の目減りを防ぐことが結婚っていってたなぁ。
しかし、結婚の誓約でそれにサインするとわっ!!
今週、一番のびっくりでした。
貴族や王様みたいな特別な人たちがいる時代って
個人の「権利」ははっきりしているものだろうけど
こういう形ではっきりしているのか。
古いんだか、新しいんだかアホな私は解らずびっくり。
本当にどうでもいいことですが。

来週は、ヴィルフォールさんもダングラールさんもびっくりですね。
またまたオーバーアクションの伯爵様も見れるのね~。
楽しみ!

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WWE日本公演。

2月にやった、WWEの埼玉スーパーアリーナでの公演を一ヶ月遅れで見ました。
ケーブルでね。
久々に見たWWEだけど、面白かったなぁ。うん。
しかも、超満員だったし、観客の皆さんすごく楽しそうだった。
K-1でも、総合でもあれだけ満員に出来るのかな?
どうなんだろう??
ところで、花道の後ろのノボリ・・・あれって日本のイメージなのか??
「いらっしゃいませ」とか「おにぎり」とか「ランチ云々」とか何処で貰ってきたのよ!!
(国道沿いのコンビニ??)
あれをバックにHBKとか出てこられても、笑えるが・・・
狙ったのか~!!
あと謎の五重塔ね。
オリエンタルバザーで買ったのか???

で、ケーブルでレッスルマニア21のCMも見たんですが、
これ最高!!
私は「氷の微笑」のパロディが好き!
シャロン・ストーン役がステイシーで(美人よのぉ~)
刑事役がジェリコにクリスチャンにベンワーさん!!
勿論、件の足の組み換えシーンもある。
(ってパンツ見えてるよ。ステイシー)
真面目な表情のベンワーさん素敵。
いいもん見せて貰った。

アカデミー賞の発表がありましたが、賞レースには興味が無いけど
きれいな女優さん達がきれいなドレス着てるとこはいいねぇ~。
WOWWOWに入ってないので堪能できないのが残念。
「アビエイター」は見たいです。
ケイト・ブランシェットがキャサリン・ヘップバーンを演じてるから。
ケイト・ブランシェットは良い俳優さんですよね。
作品ごとにまったく違う人になれる!!
雰囲気まで変えることが出来る脅威のカメレオン女優!!
女・ジョニー・デップだわ!まったく。

PCが空いていたので、ちょっと雑談を・・・

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LAコンフィデンシャル~真実そして、それぞれの正義~

LAコンフィデンシャル

闇に浮かぶ、一台の車。
ブロンドの美しい女。

天使の街、ロサンゼルス。
光が強ければ強いほど、闇は深く濃くなっていく街。

始まりはダウンタウンのカフェで起きた6人の男女の惨殺事件だった。
その中のひとりは免職されたばかりの刑事。
スミス警部の指揮のもとで捜索が始まる。

バド・ホワイト: 粗野で直情的だが決して単細胞ではない。そして、女に暴力をふるう男を許せない刑事。
ジャック・ビンセンズ: 人気刑事ドラマのテクニカルアドバイザーを務め、裏ではタブロイド誌の記者と結託し、逮捕劇をスクープさせ、裏金を取る汚職刑事。
エド・エクスリー: 殉職した父を持ち、不正を犯した同僚を売ってでも出世しようとする野心家の刑事。
3人はそれぞれのやり方で事件の深層へと迫っていく。
だが、決して馴れ合いはしない。
むしろ、互いに反発しライバル心を剥き出し己が正義を貫こうとする。
そう、正義のあり方はひとつではないのだ。

売春組織、誤認逮捕、ヘロインを巡る争い、少しづつ真実が闇の中から浮かび上がってくる。
そして、一人の美しい女・・・

フィルムノワールでは、ありきたりのものが、独自の輝きを放つのは、一癖も二癖もあるキャラクターと、二転三転するストーリーのためか。
最初に持った印象が、裏切られていく心地よさ。
そして、クライマックスへとなだれ込み、見事なラストシーンへ・・・

エンディングが流れる頃、小さくため息をついた。

俳優達の素晴らしい演技。よく練れた脚本。
極上のフルコースのような映画でした。

**************

映画館でも、家でも何度も観た映画ですが本当に面白い。
何度観ても満足してしまいます。
こういう男臭い映画、大好きです。
ネタバレしてしまうと申し訳ないので、あんまり色々と言えないのが残念ですが。
刑事達のやりとりなんて、高村薫の「マークスの山」みたいで面白い。
ラストも思わずニヤリとしてしまいました。
「君はそういう男だものね」と・・・・
この時、売出し中のラッセル・クロウとガイ・ピアーズも良い演技ですよね。
ケビン・スペイシー、ダニー・デビートも素晴らしいし、
紅一点のキム・ベーシンガーも素敵!
いかにもファム・ファタールって感じでゾクゾクしましたよ。

男臭い映画が好きな方にお勧めです。
NHK衛星で3月9日で放送されます。


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