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フレンチなしあわせのみつけ方~ハッピーエンドのその先は?~

フレンチなしあわせのみつけ方~ハッピーエンドのその先は?~

こうして、お姫様と王子様は幸せに暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし・・・・
ん?!でも、この先もっと長い人生が待ってるでしょ?どうよ?
っていうのが、この映画であります。

パリに暮らすガブリエルとヴァンサン。
息子が一人いるけれど、仲良く友達みたいな夫婦。
ガブリエルはヴァンサンの友達からも「いい女」と羨ましがられるような奥さん。
が、ヴァンサンには愛人がいる。
「妻も愛してるけど、愛人も愛してる」のだそうだ・・・はぁ?
ガブリエルは夫の浮気に気づいてるけれど、夫を問い詰めたりせず一人苦悩し、
「すべてお見通しよ!」と口にはするが、それも戯れの喧嘩にすり換えてしまう。
見ている我々はいつ彼女が爆発するかと思うのだが・・・

「毎日、Aランチってのも飽きるからBランチもね!」って感じか?と思うくらい
ヴァンサンには葛藤ってものがない。(オイッ!
愛人のほうがよっぽど葛藤してるくらい。

一方、友達のナタリーとジョルジュ(ディディエだ!)は喧嘩の絶えない夫婦。
喧嘩はするが浮気はなし。
旦那さん、もう少し奥さんを手伝おうね。
ま、奥さんもそうガミガミ言わないで、ほどほどにね。
と言いたくなるけれど、本音をぶつけ合う二人は仲良く喧嘩してるのカモ・・
(トムとジェリーですか?)

フレッドは独身で女性にモテモテ。
なぜ、そんなにもてる???と言いたくなるけど
笑っちゃうくらいもてる彼は結婚したいらしい。
幸せそうだが、愛人を持つ友達や
近所迷惑(ホントです。迷惑ですよ)なくらい夫婦喧嘩の絶えない友達を見ておきながら
「ガミガミ言ってくれる相手がいないと寂しい」という。
いや、必要以上に相手してもらってるとこっちは思うが・・・
(あれだけ複数の女性とよく付き合えるものだと感心。イヤイヤ)
そういうものでもないらしい。

かくも不思議な男女の仲・・・
「愛している」と言ったって、本当の事は本人しか分からない・・・
抱きしめあっていても、胸のうちに想うのは
抱き合っているその人なのか?

静かに寄り添い、穏やかに身を寄せ合う老夫婦は
どんな陽だまりや、嵐の日々を乗り越えてきたのだろう?

「二人は結ばれて幸せに暮らしましたとさ」の後は・・・?
この続きはご自分でお確かめあれ。

********

イヴァン・アタルは前作「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」同様、監督、出演をしていて
実生活でもパートナーのシャルロットがまたも出演しています。
この映画は、フランス映画でよく見る男女の関係をデリケートにカメラに収めながら
どことなくアメリカ映画っぽさを感じる作品と感じましたが・・・
前作でも思ったのですが、彼の映画には小さな“仕掛け”とユーモア、遊び心がありますね。
私にとってはみやすい映画でした。
(フランス映画の男女がアムールに悩みウジウジして、あまつさえ
最後に自殺ってパターン、私にはキツイ)
シャルロットは14,5歳の頃から見てるけど、横顔とか少女の頃の儚さが残っていて
相変わらず魅力的です。
モジリアニの絵のような彼女は大好きな女優さん。
(夫のイヴァンは彼女の魅力をさすがに良く知っていて
やたら、うなじ&首を強調。嫁自慢ですか?気持ちは分かるぞ!!)
劇中のガブリエルはかなり魅力的というか、男性の理想の女性に見えるが、なぜ浮気を?!
と思いますが、男女の仲の不思議さか?
男の身勝手か?
(もしかして、ガブリエルの胸が薄いから??って訳ないだろう・・オイ)
アラン・シャバを見て、「ディディエ!!」と思ったのは私だけではないはず。
アヌーク・エーメは素敵なマダムっぷりでありました。
(モンパルナスの灯!)
明日に向かって撃て!!(涙)。
そうそう忘れてはならないあの人!
以前、インタビューで「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」を褒めていた彼。
まさかここで一緒に、仕事するとは・・・・
もっともある意味、彼も「ゲンズブール・ファミリー」と言えなくもないのでしょうが。
その彼が、シャルロット演じるガブリエルが一瞬にして心奪われる男性として登場いたします。
お楽しみに。
久々に、公開初日に行った映画で、結構、混んでいてびっくり!!
場所柄か、おしゃれな人が多かったし。
(これはこれで楽しい)
なかなか面白い映画でした。

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Comments

TBありがとうございます。

愛人のお母さん役がオーロール・クレマンだったのには少しびっくり。
ルイ・マルの『ルシアンの青春』以降の彼女を見ていなかったので、ずいぶん柔和な雰囲気のマダムになったなあと思いました。

この映画、友人に「アヌーク・エーメ出てるよ」と勧められて観に行きました。
あんな風に年を重ねていきたいものです。

「フレンチなしあわせのみつけかた」・・・アメリカン・テイストで味つけしたフレンチ・カジュアルといったところでしょうか。

Posted by: NONNON | May 11, 2005 at 03:04 PM

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