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オールド・ボーイ~原罪~

オールド・ボーイ~原罪~

その部屋はホテルの一室のようだった・・・・

トイレ、風呂、ベットおまけにテレビもある。毎日、同じメニューだが食事も与えられ、定期的に掃除もしてくれる。時々、散髪もしてくれる。余計なお世話だが、自殺を図ればすぐさま麻酔ガスで眠らせて手当てまでしてくれる。

ただ、外へ出ることは出来ない。

泣いても、喚いても、壁に頭を打ち付けても、懇願しても、脅しても・・・・

この監禁はいつまで続くのか?もし、「死ぬまで」と教えてもらえば、少しは気が楽になるのか?それとも、さらにこの苦痛が、耐え難くなるだけなのか?

誰が?なぜ?なんの目的で?

必ず、ここを出てやる。ここから出たら、誰だか分からないお前に必ず復讐してやる。どんなことをしても、お前を必ず見つけ出してやる。必ず・・・

**********

平凡なサラリーマンのオ・デスは、ある雨の日、何者かに拉致され、監禁される。

彼が監禁されている間に、デスの家族は殺され、行方不明とされているデス自身が容疑者となっている・・・・・

そして、その監禁は15年も続き、何も知らされぬまま突然、デスは開放される。

開放されたデスにはご丁寧に、新しい服、携帯、金の入った財布を与えられていた。

15年ぶりの青空の下、デスは歩き始める。

なぜ、自分がこんな目に遭ったのか知るために。そして、こんな目に遭わせた人物に復讐するために。

*******

観ている私達も、デス同様に何一つ知らされはしない。

なぜ?何の為に?そして、最後に何が待っているのか?

そればかり考え、デスと同じ目線で先に進んでいく。

一時も目を離すことが出来ない。

なぜ?何の為に?最後に何が待っているの?

それを、知った瞬間に全てを理解する。

全ては、この為にあったのだということを・・・・

私は、最後に待っているものを予め予感していました。それは、この映画の紹介があった時に「も・もしかして・・」と思ってしまい、作品を見ていくうちに確信に変わったのでした。

でも、そのオチが知っていても、なぜ?何の為に?という疑問は晴れませんでした。途中、謎の一端が解けたとき、最後に待っている出来事に身震いしました。と同時に、この物語がこのうえもなく緻密に練られたものだと感嘆しました。

ストーリーについて、これ以上お話することは出来ません。私のようにネタバレしては申し訳ないですから・・・

とても完成度の高い作品だと思います。観て良かったと思いますが、かなりキツイ作品ではあります。(落ち込んだときとかに観ると結構、辛い)

主役のオ・デスを演じたチェ・ミンスクもウジン役のユ・ジテ、ミド役のカン・ヘジョンの演技も素晴らしかったです。

怪物のように膨れ上がる、極限の感情の発露を、スクリーンの前で息を殺して観ていました。

観終わって、ふと頭に浮かんだ言葉は「原罪」という言葉でした。

oldboy 常にこの表情のオ・デス。どよ~ん!!

ギョウザ食っても、生きたタコ(このシーンびっくり!!役者根性に涙ですよ。)を貪り食ってもこの表情・・・

十五年、訳も分からず監禁されれば、誰だってこんな顔になるでしょうが・・・・

この映画は、公開当時に観たのですが、「巌窟王」のレビューを書いてる頃で復讐モノを2つ書くのは精神衛生上あまり良くないので、今回レビューさせていただきました。

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