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有吉佐和子は可愛い女性~身がわり~

「複合汚染」、「恍惚の人」、「華岡青洲の妻」、「紀ノ川」などなど、数々の名作を生み出してきた有吉佐和子。

高校生の時に「複合汚染」を読んだのが最初ですが、どの作品も素晴らしく面白いものでした。

ですから、私のイメージでは有吉佐和子という人はただただ「素晴らしい文学作品を遺した大作家」というものでした。

ところが、彼女の娘さんである有吉玉青の「身がわり」というエッセイを読んで、思いがけない彼女の魅力に触れることができ、「本当に立派で、可愛い女性だったんだ」と微笑ましく思いました。

何事にも一途で、感情表現が激しく良くも悪くもあけすけで、誠実で、純な人。そして、生来のか弱い体を酷使し、命を削り、素晴らしい作品を描いた人・・・・

ただ「こんな母を持ったら娘もたいへん」と思う。しかも大作家なのだから。

ちなみに私の母も(おつむの出来はともかく)性格が、有吉佐和子と似ているので、なんとなく玉青さんの気持ちは解ります。(ちなみに、一人娘であるところも一緒・・・)私は母を「可愛い」とは思いませんが。(そう本人に言ったら、むくれていた・・・やめれ、小娘じゃないんだからさ・・・)

それはともかく、娘さんがここに書いたエピソードは愛しく哀しく可笑しい。(映画「赤い靴」を観た時の話など、鼻がツンとしてしまった)

本当に有吉佐和子は、立派で一途で可愛い女性です。

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