「女のくせに」とか「女なのに」と異性からも同性からもよく言われた。
以前は「あぁ、男だの女だの色々と煩いなぁ~」と思っていたけど近頃、言われなくなった。
もう、そんな歳ではないんだろうけど。
性別はたまたま自分が持っている特性であって、それが自分を構成する全てではない。(性別によって、身体的メカニズムやそれに伴う心理的メカニズムが大きく左右されるけど)あくまでも、自分に属してる性質の一部だと思う。
社会生活を営むうえで最も大切なのは社会なり人間なりの間に存在する「関係」だと私は思うけれどこの「関係」を持つために殊更、男性であるとか女性であるとか強調する必要は無い。当たり前の話。
以前、職場で「すいちゃん、男の子が来たら愛想良く笑わないと駄目。オッサンや女の人と同じ態度じゃ変だ」と言われ、びっくりした。(親切に「笑う練習をしろ」と手鏡までくれた。そんな練習恥ずかしくて出来んよ。)
「仕事と関係ないよなぁ~」と思ったが、彼女は「仕事の関係」の延長線上に「結婚するための関係」を築きたいから、私にもそうなんだろうと考えたんだろう。そーゆー気は無かったけど。
友達といる時は、「友達の自分」でいればいいわけで、別に「男である自分」を強調する必要は無い。相手がたまたまそこに「男である自分」を見つけそれを「素敵!」なんて思ったら、恋が始まるんだろうし・・・。
社会生活を営むうえで、男である自分や女である自分で全ての関係を作っていったら疲れるんじゃないかと思うけど・・・。
ただ、女性と男性は身体的な違いがあるから、そこのところはちゃんと考慮しなくちゃいけないと思う。女性は身体的なメカニズムが周期的にやってくるし、それに伴う苦痛だってあるんだから。男性は自分の身体のメカニズムを意識的に把握しなくちゃならないのに、結構それを放り出してるとこがあるんじゃないかと思う。ちゃんと把握してないと、ブクブク指まで太ったり30過ぎて枕が臭くなったりしちゃいますよ。意識的に身体のメカニズムに向き合ったら、女性の周期的なメカニズムも分かるだろうし・・・
ところで相変わらず「女のくせに」なんて言っているのかな?私は「男のくせに」なんて言いませんよ。そんな言われ方するのは嬉しくないですから・・・・
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