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嫌われ松子の一生~歌をうたって、お家にかえろう~

まげて のばして おなかがすいたら帰ろう

歌を うたって おうちに帰ろう

*****

荒川の河川敷で惨殺された死体が発見された。

それが53歳の松子。

松子の存在さえ知らなかった彼女の甥・笙は父に頼まれ松子のオンボロアパートの後片付けをすることになった。

若い頃、教師をしていた松子はあるトラブルから教師を辞めソープ嬢になり、ヒモを殺して刑務所に入ったことがある厄介者だった。

少しづつ紐解かれていく松子の一生・・・

*****

松子が愛した男たちの殆どが、どうしようも無い男達。

ちょっと立ち止まって考えれば分かるだろうに・・・・

それでも恋をしている松子には愛こそ全て。(う~ん・・・)

殴られても、お金を取り上げられても、ヤクザに追われても・・・愛する人がいて、その人との幸せな未来を夢見ていたら、それで幸せ・・・・(う~ん・・・・・)

愛する人がいる時の彼女の脳内はディズニーランド状態。(豪華絢爛、乙女チックなCGが展開するのだけれど、「巌窟王」や「下妻物語」を見ているので好みではないけど問題無し。)

たとえ、心から心配してくれる友人が「あんな男といたらダメになる」と一心不乱に訴えても「あの人となら地獄だろうがついて行く」と啖呵を切ってしまうほど・・・

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最初、この映画に誘われた時はちょっと心配だった。

こういうタイプの女性って好きではないので。

まぁ、食わず嫌いっていうのもなんだし、中島監督の「下妻物語」はなかなか面白かったので「折角だから行って見るか」と言う感じだった。

「あーぁ、こんな浅はかな嘘ついちゃって・・・」

「馬鹿、今なら引き返せるのに・・・」

「本当にダメだ。ダメだ。」

そう思いながら、いつの間にか胸が苦しくなって来た。

それは、松子が心の底から望んでいことが「ささやかな幸せ」だと知っているから。

病弱な妹ばかりに関心を向ける父を振り向かせたくて、自分に笑顔を向けて欲しくて、変な顔をしてみせた松子。

いつまでも松子は幼い子供のようだ。

自分が父にちゃんと愛されていたこと、嫉妬していた妹を愛しく思っていたことに気付けなかったのだから・・・

気付いた時にはもう、故郷には帰れない。

そんなところにまで来てしまっていた・・・

「なんて浅はかなんだ・・・」そう思いながら胸が潰れそうになった。

泥の河で足掻きながら、ささやかな幸せを掴もうとする松子を私は否定できないと思った。

嫌われ松子のことをいつの間にか嫌いではなくなっていた。

*****

故郷の筑後川にどこか似た荒川の河川敷に佇む松子の頭上に満天の星が輝いていた。

東京の空にあんな美しい星空は無いけれど、きっと松子の目にはこんな風に見えたのだろう。

「また、前に進もう!」そう思って歩き出した松子は自分が死んだことにも気付かなかったのかもしれない・・・

歌を うたって おうちにかえろう

最後に帰るところは、懐かしい我が家。

きっと、笑顔で迎えてくれる。

お疲れ様・・・お帰り。

*****

実際はかなり悲惨な話なんでしょうが、笑えるところも多々あるし明るいミュージカル仕立て(というかミュージカル??)で、CGも煩くなかったですね。いや、あのくらい豪華絢爛なCGじゃないと遣り切れない話だったかもしれません。

松子を演じた中谷美紀にはびっくりです。どこかチグハグで一生懸命で切なくてダメな松子は難しい役だったと思います。こういうタイプが苦手なついつい私も感情移入してしまいました。

そうそう、黒沢あすか(「六月の蛇」)演じる沢村めぐみはとても良かったです。

松子のように泥水を啜って生きてきたけど、腹の据わった気風の良い女性でした。

松子の甥・笙に「おばさんは私よりずっと良い女だったよ」と言って、置き土産を残していくのだけれどアレ、最高!

最初は不安でしたが、良く出来たエンターテイメント作品だったと思います。

中島監督にはやられちゃいました。

音楽も凄く良かったです。久々にサントラを買いたくなりました。(「レザボア・ドックス」以来ですね~)

松子は嫌いじゃないけど、「かごめ食堂」のサチエさんやマサコさんのように生きたいですね。

純粋なんだろうけど、いつまでも子供じゃダメだよ。ホント。

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獣王星

「獣王星」が終わりました。

原作を読んでいて結末も知っているので、レビューはしませんでした。

最初、全11話だと知った時は「あの話を11話でって・・・大丈夫なんだろうか??」と心配しましたが、あの話を11話でまとめ上げたスッタフの皆さんの努力と技量には頭が下がる思いです

本当にお疲れ様でした。

出来たら、地下のムーサの狭間から脱出したトールを見つけたティズが「やっぱり生きてた!(だったかな?)」と言って、トールに飛びつくシーンが見たかったのと(トールもティズと再会して嬉しそうなのが良かった。本当に姉弟みたいな二人でトールがティズと子供を作れないという気持ちも分かるし、無邪気で可愛いシーンだったなぁ)、「パンドラの箱」の話がカットされていたのがチト残念でした。

まぁ、あまり贅沢を言ってはいけませんね~。アニメはアニメで別物なんだし。

それはともかく、なかなか楽しい数ヶ月間でした。堂本くんも凄く上手で感心しました。

楽しい時間をありがとうございます。

樹なつみの作品は好きなものが多く、いい歳をしてLALAを買っているのも樹なつみの連載を読むためです。(今月もゾフィ様が出ていないので不満!!)正直、他の連載は私にはチトついていけないのが多く・・・・う~ん・・・・(オバハンですからね)

LALAを読み始めた頃、樹なつみはLALAで3番手くらいの作家さんというイメージだった気がします。

今ではすっかり最古参の漫画家さんですね~。時の流れを感じます・・・

正直あの頃のLALAや花と夢の漫画ってどの作品もアクが強くて絵も苦手でしたが、慣れると「話が面白ければいいや」と平気になりました。大好きな桑田さんの漫画なども最早、絵がどーこーという次元ではないですしね。桑田先生スイマセン。でも、桑田さんの漫画大好きです!あぁでもホモが多いのは勘弁ですが・・・(実際、私はパタリロを読んでうなされた・・・)

樹なつみの絵も苦手だったけど、なんといってもお話が面白い!出てくる男たちの生き様(死に様)が潔く格好良い!「少女漫画を描こうとしたらどんどん離れていく(本人談)」ので恋愛話は刺身のツマなのも私好みでした。

今回、好きな漫画家さんの作品をアニメで楽しめたのは本当に良かったです。こんな機会はあまりないですからね~

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映画館でウッカリ泣くと凄く悔しい!!

昨日は一年ぶりくらいに会った友人と映画に行きました。

「嫌われ松子の一生」

「正直言って、この内容の映画はどうかな?」と思ったんですが、(ダメ男に惚れて身を持ち崩す女性を見ると「相手の頭を椅子で殴ってからサッサと別れればいいのに」と思う)まぁ、「食わず嫌いってのも嫌だな」と考え直し見ました。同監督の作品「下妻物語」は面白かったし。

私は映画館で泣くのが物凄く嫌いで、泣きそうな映画は行かないか一人で行ってコッソリ泣きます。

例え哀しく切ない映画を見て友人が「泣いた」と言っても、「あぁ、そうですねぇ~」と平気な顔をしておきます。

だって人前で泣いたりしたら恥ずかしいじゃんっ!!

が、しかし、「嫌われ松子の一生」を見てる最中、涙がボロボロとこぼれてしまいました。

隣の友人にバレないよう、汗を拭くフリをしてながら涙を拭いていたけど、バレバレでした。悔しいっ!!恥ずかしいっ!!むむむっ!!

こんな風に泣いたのは、「ナビィの恋」以来でした。

「嫌われ松子の一生」は良い映画です。

負けました・・・ホント。

と言うわけで近いうちにレビューいたします。(予告ですか?)

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かもめ食堂~きちんと食べて、きちんと生きよう~

最初に言ってしまいます。

この映画は素敵な映画です!

「ギルバート・グレイプ」や「やかまし村の子供達」、「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」、「ナビィの恋」(不覚にも映画館で大泣きしてしまった・・・・)そしてアキ・カウリスマキの映画を愛する人達ならきっと気に入るはず。

いや~、素敵な時間を楽しみました。

*****

掃除の行き届いている明るい店内に置かれているのは、シンプルで温かみのあるテーブルや椅子。

レジスターの置いてあるカウンターには愛らしい花がガラスの花瓶に生けられている。

その傍には焼きたてのシナモンロールが器に盛られていて、本当にいい香り。

ドアを開けるとカウンターの向こうのキッチンから気持ちの良い声が聞こえてくる。

「いらっしゃいませ」

三人の女性が迎えてくれるはず。

そして、きっとこのお店が大好きになる。

「かもめ食堂」はそんなところ。

*****

フィンランドの首都ヘルシンキにある「かもめ食堂」。

ここを切り盛りしているのは、ひとりの日本人女性サチエ。

お客が殆ど来ない店。

好奇心一杯のおでぶのおばちゃん3人組がガラス越しに覗き込むくらい。

コーヒーだけ飲みに来る、アニメおたくの青年は常連だけど。

そんな「かもめ食堂」をミドリとマサコが手伝うようになって・・・・

*****

特別ドラマチックな事が起きるわけではないけど、サチエさんの周りの人達の人間模様がとても可笑しくて、切なくて、愛しい。

「人それぞれ色々あるもんですよね。」

サチエさんは、人の内面に立ち入ったりはしない。余計な事は言わない。けれど、冷たいわけじゃない。

本当にやさしい人だ。

ミドリさんの好奇心旺盛なところも、大らかなマサコさん(好きだなぁ~この人)も愛しい。

いや、この映画に出てる登場人物全てが愛しく思える。

そして、きちんと真面目に焦らず生きてるサチエさんの作る料理は、地味だけどきちんと作ってあり本当に美味しそう。

「いらっしゃい!」

この言葉の後には、とびきりのご褒美が待っている。

*****

いや~、本当に気持ちよくなる映画でした!

で、映画を見る前、「ちょっと小腹が空いたなぁ」と思っていたんですが・・・・見てるうち物凄くお腹が空いてきました

サチエさんの作る料理の美味しそうなことと言ったら・・・・もぉ・・・

炊き立てのご飯で作ったおにぎり。ホカホカと湯気の立った肉じゃが。じゅうじゅうと焼けるしょうが焼き。焼きたてのシナモンロール(私はシナモンロールって甘すぎて好きではないけど、サチエさんが焼いたやつは美味しそうだった)、切るとサクッって音のするトンカツ。それから、網の上で油が弾ける鮭!!

うぉーっ!!

こんなに食べ物が美味しそうに見える映画は初めてかも・・・・・見ながら「お腹の虫よ!鳴るなーっ!!」と念じておりました。(映画館の売店でおにぎり売ったら飛ぶように売れるな。きっと。)

ま、それはともかくお話も凄く素敵で暖かいユーモアがあります。

演じる女優陣も素晴らしいです。

今月中に終わるかもしれないので、ぜひ早めに足を運んで下さい。是非!!

きっと誰もが幸せな気分で映画館を後に出来ると思います。(あと凄くおにぎりが食べたくなります)

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凄く可愛いプログラム!!

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なかなか時間が取れず

今週はなんだかんだと時間が取れないし、PCは使えないしで困ったものです。

で、ようやくNOAHのビデオを見ました。

久々に杉浦さんがベルトを取りましたね!!

おめでとう!!杉浦さん!!

気迫漲る良い試合だったし、いや~満足、満足。

KENTAの不細工への膝蹴りを受け止めたのには度肝を抜かれたし、膝蹴りをKENTAにヒットさせた時も思わずガッツポーズが出ました。

序盤の打ち合いも凄まじかったですね~。KENTAが吹っ飛んだもの。

いつもオチャラケた事を言っている杉浦さんだけど、あの体と耳を見ればどれだけ精進しているか誰でも分かるからね。

腰にGHCキャバクラベルトを巻き、本物のGHCジュニアベルトをファンに触ってもらいながら花道を引き上げていく杉浦さんは

最高に格好良かったです!!

キャバクラでも何でも行ってください!!

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と、楽しみにしていたNOAHもなかなか見れないくらいだったので、「蟲師」とかも見れてない始末。(泣)

どんどん溜まる~。

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早くビデオが見たいなぁ~日刊のHPも見れないよ~

日参している日刊のHPを見れません。

なぜなら、昨日のNOAHの試合の結果が目に入ってしまうでしょうから・・・・・。

まだ、見てないけど試合はバッチリ録画しております。

昨日の試合は、イケメンGHCジュニア王者KENTA杉浦さん

勿論、私は杉浦さんを応援してますよっ!!

確かにKENTAは格好良いよ。体も格好いいよ。(杉浦さんの体も格好いいよ♪)

先週の週刊プロレスの表紙を見て「おっ!KENTA可愛いな♪」と認識いたしましたよ。

お髭を剃ったら、まだまだ高校生みたいですよ。

が、私は(オバハンなので)大都ゲーノーの若社長のように「わ、私としたことが・・・十幾つも年下の・・・」なんてことにはなりません。

せーぜー、こんな弟か息子がいたら「早く彼女、紹介しなよ」とからかってみたいなーと思うくらい。(オバハンなので)

やっぱり、杉浦さんに勝ってもらいたい。久々のベルト姿を拝見したい。

「ベルトもそろそろ俺と浮気したいんじゃないの?」とは杉浦さんのコメント。

うん、うん気の利いたコト言ってくれるじゃぁないですか。

でも、どうかな?獲れるかな?個人的には是非、獲ってほしいな!

勝っても負けても良い試合になるだろうけど、また週プロの写真がKENTAの「不細工への膝蹴り」思いっきり顔で受ける杉浦さんってコトになるんだろうな。(不憫だけど、立派な受けっぷりです。杉浦さん)

今日、明日には試合を見るつもりなので、楽しみです。

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外郎!!外郎!!

Syoku_003 この間、デパートで山口の外郎を売っていたので、嬉しくて買ってしまいました。

十年以上は口にしていなかったけど、久々に食べたらやはり美味しいと思いました。

大きさも程よく、甘さもこのうえなく上品。食感も言うことなし。

外郎と言えば名古屋というイメージがありますが、私は山口の外郎が好きです。

「水曜どうでしょう」の名古屋が実家の魔神こと藤村Dも、どうでしょうのHPで山口の外郎を絶賛していました。

それを読んだ私は「う~ん、さすが甘いもの大好き大魔神、藤村D。分かってらっしゃる」と関心しました。(ところで、日本縦断ひたすら甘い物食べ続ける企画「対決列島」を見ると死ぬほど笑っちゃうけど、藤村Dは「おっかしいよ」ホントに。まだ夜も明けきらないのに、どんだけ水羊羹食べるのよ!将来、確実に糖尿病になるよ!)

あくまで個人的意見ですが。あっ、虎屋の外郎も美味しいですよ。あの甘さも程よくていいですね。(特に栗入りのやつ♪)

*****

で、録画してた「獣王星」を見ました。

「女にうつつをぬかしてる場合かっ!」

「時間がないんだ!」というサード。

ホントですよ!あと、えーっと、今回のを入れて4話しかないんだぞ!!こんな逼迫した状況で「カリムを愛してるんだ」とか告白されたってサードだってウンザリですよ。あと3話だけなんだから。

駆け足なせいか、色々とチグハグな気がしますが・・・・。うぬぬぬ・・・

しかし、(酷い男)ザギがトールより格好良く見えるのは私だけでしょうか?OPの一瞬、目を見開き笑いを浮かべるところなんて、最初見た時「ほおっ!楽しみだなぁ」と思いましたよ。ザギは知性と狂気が複雑に入り混じっているキャラクターで面白いのですが。

少年期のトールとザギのエピソードとか、ザギとサードのやり取りがカットされてるからか、今回のサードとザギの会話も何だかなぁと思ってしまうのは気のせいか・・・う~ん。

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