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「精霊の守り人」二本立て

「夏至祭」

こういったエピソードが積み重なって、バルサとチャグムの心がより近くなっていくのが分かるのでいいな~。

「勝ちを譲る」では、チャグムは納得できない。チャグムがバルサの言いつけを破ってまでロタ人の子供とルチャの試合をしたのは、「自分が勝ったらヨゴの帝(チャグムにとって大切な父)を侮辱したことを取り消して謝罪する」という約束をしたから。
その約束が果たされなければ、ルチャの試合に勝った意味は無い

チャグムとロタ人の子供のやり取りを見ていたバルサはロタ人の父親に「親同士でルチャの勝負をして自分が勝ったらチャグムとの約束を守ってもらう」と話を持ちかける。
勿論、言いつけを破ったチャグムに「あんたには後でたっぷり言いたいことがあるよ」と釘を刺すのを忘れない。

子供の喧嘩に親が口出しするのはいただけないけど、でも時として守ってやらなくてはならないことがある。
それは親にしか出来ないことだから。

叱るところはしっかり叱るけど、親を侮辱されて黙っていられなかったチャグムの心を汲み取ることも忘れないバルサにチャグムの信頼がより深くなっていくのが分かる良い話だったな~

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「人でなく、虎でなく」

ここで出てくる「虎になった武人の話」は、言うまでも無く「山月記」あるいは「人虎伝」が下敷き。

かつて自分を打ち負かしたバルサを付け狙うカルボ。
久々に見事なバルサの戦いぶりが見られる話。

「お前みたいなちっぽけな男を殺すのがバカバカしくなったんだよ」とバルサがカルボに言い放った時に、バルサがカルボに対して精神的な揺さぶり(自分が認めた相手に取るに足らない人間扱いをされたら誰でも動揺する)をかけてきたなと思ったけど、それは単に戦いを有利にするためではなくカルボの“業”を断ち切るためだったのかもしれない。
“言葉による自分に対する完全な否定”と“圧倒的な力量の差”
それはカルボのバルサに対する執着を見事に切って捨てた。

「あの方を虎にしてはなりません!」
勇気ある女の先生は二人の戦いを止めようとするけれど、きっとバルサは“虎”にはならない。
いや、確かにバルサの中には“虎”が棲んでいるけれどバルサはきっと自分の中の“虎”に喰われたりしない。
バルサは必要な時に“虎”になることもあるけれど、自分の中の“虎”を縛る鎖を手放すことは無いと思う。

人は誰でも心に獣を飼ってかもしれない(バルサのように気高く猛々しい虎がいる人もいるけれど)。
自分の中の獣に喰われるのは、自分の中の獣を自覚しない人やその獣を制御できないひと達かも・・・・

カルボを殺さなかったバルサ。
人を殺めることでバルサが苦しむのを見たくないタンダの為にもホッした。
出来たらバルサもタンダも・・・・そして、今回の事件の原因を作ったと胸を痛めるチャグムの姿も見たくなかったから良かった。本当にね。

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