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お楽しみはこれからだ

今、「レディ・ジョーカー」を読んでいます。
めちゃくちゃ面白い。

ケチらずにもっと早く読めばよかったな~と思いました。
これを読んだ後に「攻殻機動隊S.A.C」(笑い男事件)を見たかったですね。

半分近く読んだけど、終わるのが惜しいのでゆっくり読んでいます。
学生の頃は、本を読むたびに早く先が知りたくて知りたくてページを捲るのももどかしかったけど、今は気に入った本は「ふっふっふっ♪ゆっくり愛でるほうがいいよな~♪」と思うようになりましたね。
なんだかスケベなおっさんみたいです。
こんなとき
「あぁ~、歳を取ったな~」
と思いますね(笑)。

高村薫の作品は読み応えがあって大好きですが(「読んだら絶対ハマる」と思って、長年手を出せなかった・・・今はもう読書をセーブすることを止めた)、二つほど不満があります。

出てくる女性がなんでこうも「魅力的でない女」が多いのか?(女性キャラクターの登場が少ないのは、まぁいい)
そして、女性の扱いが酷い
と言うのがありますね。
「リヴィエラを撃て」は結構女性が出てくるし、サラ・ウォーカーや手島の奥さんなどは良かったんですけどね(レディ・アンは強くて怖いな♪)。
「晴子情歌」からこの傾向が変わっているといいけど。

あと一つは・・・・私の気のせいだと思う(思いたい)ので、まぁいいです。

そうそう、あと「陰微」と言う表現はもうお腹いっぱいです、センセイ。

以下、以前に読んだ「リヴィエラを撃て」のちょっとした感想。

******

読み終えてまず思ったのは
「これは所謂ミステリー小説じゃないな」
でした。
普通、ミステリー小説だと読み終えた後に全ての事件や出来事の因果関係がハッキリと分かるものですが、この小説は最後まで分からないままの部分がいくつかあります。
物語の全体像は把握できますが、所々抜けた箇所は最後まで明らかにされません。

しかも、登場人物が多く(しかも途中でたくさん死ぬし)それぞれの利害や思惑が複雑に絡み合うのでなかなかややこしい。
けれど・・・いや、だからこそ面白い。

壮絶なスパイ戦を読み終えると、そこに描かれた哀しみ、無念、怒りが冷たい雨のようでした。

大きなシステムの中では個人の想いはこんなにも儚く無力だ。それでも、諦め歩みを止めるわけにはいかない、ささやかな希望を見つけなくては・・・・と。

なかなか面白かったですね。

手島やキムも真っ当な人間で良かったです。こう言ってはなんだけど、合田とかチョットどうかと思うところがありますからね。壊れ刑事・・・いけませんよ(レディの妄想刑事もね)。

レディ・ジョーカーもゆるゆる楽しみます。

その前に、くだもの怪人をなんとかしなくちゃ・・・・。

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

確かに文章だけ読んだら女性とは思えませんよね。
どんなに男っぽく書いても女性が書いた文章は「あっ、女性だな」って分かりますけど、高村薫の場合はそれが凄く少ないと私も思います。
「晴子情歌」の晴子さんは美しくて魅力的で強いんですね!それは素晴らしい!!
私が今まで読んだ作品(「リヴィエラを撃て」を除く)に出てくる女性は大抵“女の嫌な部分だらけ”な人が多かったし(“子宮に脳ミソがついている”などという形容があったりする)、ロクな最後を迎えていないので・・・(そして最後は男だけの寂寥とした荒野が残っているだけなのだ)
よっぽど女性が嫌いなのかと思いました(笑)。
高村薫が描く女らしい女性やコケティッシュな女性って想像つかないですね~(笑)。
そんな女性を描いたらそれはそれで新境地を切り開いたってことになるかも(笑)
私はマリリン・モンローの魅力に気付いて以来、コケティッシュな女性も好きなんです。でも、男女問わず精神的に“タフ”な人が一番好きですけど。

Posted by: すい | September 09, 2008 at 10:40 PM

高村薫はずっと男性だと思っていました。日経の連載小説をたまに読むくらいしか知らなかったのですが。
東京新聞に硬派のコラムを不定期に連載していて、写真をみて女性だったんだと驚きました。
「晴子情歌」の晴子さんは美しくて魅力的な女性です、ただ、強い。
この小説に登場する主な女性はみんな魅力はあるが、強いです。

あまり女らしい女、コケティッシュな女性は描かないんでしょうね。高村さんは

Posted by: TONE | September 09, 2008 at 09:35 PM

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