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傷だらけの栄光

支払う覚悟がないならソーダを注文するな
(どっかで聞いたような台詞だな)

*****

ニューヨーク、イーストサイドで生まれたロッキー・グラジアーノことロッコ・バーベラは酒浸りで暴力的な父を持った不良だった。
刑務所に入れられ時に知り合った曹長にプロボクサーにならないかと勧められて出所後はプロのボクサーになった。
連戦連勝し、幸せな家庭も手に入れたロッキーだったが・・・

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という感じで話が進んでいくのですが、この不良だった頃のエピソードが以外と長い。

不良といっても、父親や社会と上手く折り合いをつけることが出来ずにその怒りと苛立ちを盗みや喧嘩をすることで紛らわしている感じですね。
普段我々がニュースなどで目にしている事件に比べれば、可愛いものって気がしますが。

恐らく社会からつまはじきにされ、父親との確執を抱えスポイルされていく若者を描く事が目的だったんでしょうね。

一歩一歩確実に成功の階段を上っていくロッキー。けれど、ボクサーとしての栄光を手に入れる寸前に、それまで自分がしてきたことに足を掬われてしまう。
軍を脱走し懲戒処分を受けた事、刑務所に入っていた事・・・それをネタに八百長に手を染めてしまったこと・・・

“身から出た錆”
ですが、ボクサーの資格まで取り上げられてしまう。

マネージャーの尽力で起死回生のチャンピオン戦(違う州なら戦えるらしい)が決まったけど、故郷のニューヨークを離れ敵陣で戦う事に怖じ気づき一人、ニューヨークへ戻ってしまいます。

で、「支払う覚悟がないならソーダを注文するな」と云う台詞がロッキーの馴染みの店のオヤジの口から出てくるわけです。
これは勿論、“自分がしたことは後で自分が責任を持って対処していかなくてはいけない”と遠回しに諭しているのですが。

その後、父親とも和解して(って、和解するのがやたら早い!)再びロッキーはリングに立つ!

・・・ここらへんの流れが速くて「あれあれ」となったし、最後の試合のシーンは長いのですが、やたらと感動的な勝利のシーンに慣れてるせいか
「あれ?もう試合終わったの???」
って思ってしまいました。
勝利のシーンはともかく父親との和解はもうひとひねり欲しかったかな?

あっ云う間のハッピーエンドだったな〜。

でも、まぁ、ロッキーとノーマのエピソードが可愛かったのが良かったですね。(“映画の感想・ヘナチョコ編”にしたのは私がウフフ♪となったから)

ロッキーは自分に気のあるノーマにどう接していいのか分からず困ってしまったり、お別れの握手が上手く出来なかったり、トンチンカンなこと言ったり(笑)
不良のロッキーですが、硬派だったようで変に純情なんですよね。

一応、「ボクサーは女と遊ぶ時間がない」なんて言ったりするけど、しっかり一緒に映画に行くし(笑)
で、ノーマがそっとロッキーに手を差し伸べるんだけどこのお馬鹿はノーマの手にポップコーンを乗せるんですよ!!
アホーーーっ!!この朴念仁!!彼女は君に手を握ってほしいんだよ!!(こっちが照れるぜ!)

あ〜、もうっ!ボッコボッコに殴り倒したい可愛さだ。

その後のお遊戯風スパーリングも・・・何?!その「てへっ♡」って感じのパンチ
当時30歳くらいのポール・ニューマンが可愛すぎます♡

こーゆー時、「昔の映画っていいなぁ〜♪」って思いますね。
デートの後は彼女をお家まで送って、せーぜー“キス”で終わりだし(で、次のステップは結婚さ)、痴話喧嘩も“恋愛映画を最後まで一緒に見てくれない”だし・・・

昨今の二十歳いってないのに当たり前のように酒やタバコ、複数の男性とお付き合いし挙げ句に妊娠したりみたいな映画を見た後にこういった映画を見てると余計にそう思いますね。

大体、ニューヨークに舞い戻ったロッキーが注文したのが「ソーダー」だもん(笑)
しかもアイス乗ってるし(笑)
「スコッチをダブルで!」
じゃなくて
「ソーダを入れろ!」
だもん(笑)
奥さんへのお土産は「メープルアイス」だもん(笑)
和みますわ。

ノーマもこれまた良い奥さんで
最初の頃は野蛮な行為にしか見えないボクシングに理解を示さなかったけど、次第に「私はボクサーの妻だから」と気丈に振る舞うようになり、窮地に立った夫を慰めたり時にビンタを喰らわせたりします。
「私たちも彼の過去と逃げずに向き合わなくてはいけないの」
とキッパリと言い放つ良い奥さんです。

*****

「いずれ負ける時がくる。でも、チャンピオンだったことは誰にも奪えない」

自分の過去に向き合い逃げずに戦ったからこそ、手にした栄光。

「俺は運がいい。上にいる誰かに好かれてるのさ」

お天道様に恥じないことをすれば、きっと報われる。
確かにロッキーは運がいい。
彼の横にはいつも彼のことが大好きな奥さんがいるのだから。

*****

文句や細かい事を云えばきりがありませんが、まぁ久々にクラッシック映画が見れたし、ロッキー夫婦が微笑ましかったし満足です。

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