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最近読んだ小説で面白かったのは?

と聞かれ、

吉田修一の「悪人」

と答えました。
これは面白かった。

*****

本屋に平積みされた本を覗き込みながら
「うはっ!面白そう!!絶対買う〜!!」
と思える小説が少なくなったのは、歳をとって好奇心が無くなってきたからでしょうか・・・・

随分前から小説を読むときはかなり選り好みするようになりました。
時間とお金が無いからか(笑)
とにかく映画や漫画に比べて小説に関しては好き嫌いが激しい。

本を買う時に凄く慎重になるのは子供の頃からですが、一度あまり考えないでウッカリある小説を買ってから更に慎重になりました。

平積みにしたあったその本には“イチオシのおすすめ・超感動作!!”紹介文があり、
ウッカリあまり考えないで買って読んだのですが読んでみて思ったのが
「これでなんで感動するんじゃ?????????」と。
不倫ものじゃないかと。
真実の愛って言われてもな〜。

母親の死後に母の不倫の恋を知ったヒロインの子供達の
『あぁ、お母さんは真実の愛があったのね〜』(←なんかこんな感じだったよな〜)
と言う台詞を読んで
「ええっ??私だったらいい年して何血迷ってんだ。バカじゃないの・・・と思うよ。親が親なら子も子だよ。呆れるよ。不倫された父ちゃんに同情しろ〜!!」
と思いました。

読んだあとに、あの本がやたら売れた時には心底驚いたし
私の記憶が確かなら作者が来日したり
挙げ句には映画化されたり(見たくない〜、見てないがね、そして見る事はないだろう)
で、つくづく出版社の陰謀と本屋の平積みにしてやられたな・・・と。

あの本ほど買って後悔したした本は後にも先にも無かったですね。
好みの問題なんでしょうけどね。

「死ぬかと思った」みたいなバカ本だって買って後悔したこと無いのに(それはそれで問題)。
あと、「いろはに倶楽部」もね。(バカ本は時々読み返すと生きる勇気が湧いて来るありがたいものである。そんな私は底無しのバカなんだろう)

あれ以来、平積みしてるものとか、「書店お勧め」とか、帯に「○○氏が絶賛!!」とかあるとまず疑うようになりました(笑)
別にへそ曲りな人間ではないんですけどね。

あと、○○賞受賞作というのもあまり信用していません。
これも、「これって、どうなんだ?いいのか?」と思う作家がいたからですけど。

明らかに「変だ」と思われる文章を新聞に載せた作家が権威ある賞を受賞したことがあるので。
誤字脱字だらけのブログを書いてる人間に言われたくないでしょうが
“文章で身を立ててる”プロがヘンテコな文章を書くのはいただけません
(ま、それをそのまんまのせる新聞社も問題)

小説家は感性も大切だけど、それ以上に正しい文章を書くことが大切だと思います。

「あまり読みたい本が出てこなくなったな〜」
と選り好みしているうちに、本をあまり買わなくなりました。

でも、「悪人」は久々に面白い小説でした。
この作家さんなら別の作品を読んでみてもいいな。

高村薫も好きだけど、ちょっと如何なものかと思うところが2、3あります。
あれがなかったらもっといいのに。
でも、「レディ・ジョーカー」は本当に面白かったです。

「悪人」も「レディ〜」も読み終わった後、すっきりしないところがいいですね。

あと、久々にカフカの「変身」と芥川の小説が読みたくなりました。
この二人って何処か似ていて好きです。

「変身」と芥川の小説を読んでいるとニヤニヤしてしまいます。
ユーモアのある皮肉屋たちだな〜と。

可笑しくて、おぞましくて、哀しくて・・・そして、いじらしいのが人間なのでしょう。

ま、やっぱり読み終わった後すっきりしないかな(笑)

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