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This Is It

本物のエンターテイナーの姿がそこにはあった。

一度見てみたいコンサートと言えばマイケル・ジャクソンとマドンナのコンサートだ。
二人ともエンターテイナーの中のエンターテイナーだからだ。
とんでもない世界を見せてくれるに違いない。

この映画はイギリスで全50公演行う予定だったマイケルの最後のコンサートのリハーサルを記録したドキュメンタリーなのだが見る前は「さすがに歌もダンスも全盛期よりは劣っているだろう」と思っていた。
が、ほとんど歌もダンスも衰えていなかった(音楽やダンスについて疎い素人から見たものなので異論もあると思うが)。
これには心底驚いてしまった。

この10年くらいはゴシップで話題を振りまいていたマイケル・ジャクソンだったが全盛期の頃の彼は本当に凄かった
スリラーのビデオが電気屋の店頭で流されるとあっという間に人だかりが出来て、皆固唾をのんで彼のパフォーマンスに見入っていたものだ。(ちなみに同じ現象を私が見たのは「だんご三兄弟」のPVを電気屋で流した時のみである。ピタゴラスイッチ♪)
黒人をクールにしたのは彼の存在が大きく働いているはずだと思う。
メジャーで大衆的(ポップ)であると言う事を舐めてはいけない

スクリーンの中のマイケル・ジャクソンはかつての最高のエンターテイナーの姿そのものだった。

勿論、あくまでもこれはリハーサルの姿だと分かっている(マイケル・ジャクソン本人も「7割程度しか声を出していない」と言っている。もっとも7割であれだけのレベルかと思うと恐ろしい限りだが・・・)。
けれど一流のスタッフ、選びに選んだダンサー、とびきり上等のミュージシャン達と共に一切の妥協なしに最高のステージを作り上げるために情熱を傾ける彼は誰が見ても最高のエンターテイナーだろう。
そしてミュージシャンとしてもダンサーとしても相変わらず超一流なのだと実感した。

「来てくれる人たちは日常を忘れるために来てくれているのだから、その人たちを別の世界に連れて行きたい」

そう語るマイケル・ジャクソンが彼の人生の集大成として行うはずだった最後のコンサートは全貌が明らかになっていないリハーサルの映像を見ただけでも、とてつもないコンサートになっただろうと容易に想像出来る。
このコンサートが行われる機会が永遠に失われたことが残念でならない。
そして、不世出のエンターテイナーが失われてしまったことも。

映画としての出来がどうであるかは正直分からないが、素晴らしいエンターテイメントの一端を見れたこととその舞台裏で尽きせぬ情熱を注ぐ素晴らしいエンターテイナーの姿が見れたのは非常に面白かった。

*****

それにしても、ウトウトしかけたのが自分でもビックリでした。
とても面白かったのに・・・・かなり疲れていたんですよね・・・今も疲れがとれてないんですけど(笑)
想像していた以上に面白かったです。

暴言だと分かっていますが、マイケル・ジャクソンが“変人”だったとしても仕方ないと思いますね。
あれだけの人間の熱狂と羨望をその身に全て受けてステージに立ち、異常なくらいテンションを高く保ち続けることをしている人が我々平凡な人間と同じはずはないでしょう。
“普通”ではいられませんよ、きっと。
でなくてはスーパースターになれるはずは無い。

けれど、リハーサルに臨む彼は自分の意向に合わないことがあっても声を荒げることなく穏やかに自分の意見を述べていて、非常に謙虚な人だなと言った印象を受けました。
それに50歳であの動きとあの歌声を維持している陰には想像を絶する努力をし続けていたのだと頭が下がりました。一朝一夕ではあんな動きで来ませんよ。

クラッシック映画と現在のマイケル・ジャクソンをCGで融合させたコンサートで使用する予定だった映像が出てきて、リタ・ヘイワースの投げた鍵をマイケルが受け取ったり、ハンフリー・ボガードが銃を片手にマイケルを追いかけたりしても全く違和感がなくて「最近の技術って凄いな〜」と感心したのですが、マイケルのアップが写った途端、もの凄い違和感が・・・・
いくらなんでもその整形はやり過ぎだわと思いましたね、見た目が9割だから整形してもいいんですけどね・・・。
あと、やっぱりボギーは顔でかいわ(笑)
わたしゃゲイリー・クーパーのほうが好きさ。
でも、一番はポール・ニューマンさ♪

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Comments

明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。

ショーンさんもご覧になったんですね。
ショーンさんのおっしゃるようにあの映画を見てるとダンサーやミュージシャン、スタッフの皆さんがマイケル・ジャクソンと一緒に仕事が出来ることをとても誇りに思っていることが分かりますよね。

夫が
「なぜ、このタイミングでマイケルは死んじゃったんだろう・・・」
と嘆いておりますが、あのコンサートをする事が出来ていたら唯一無二のエンターテイナーとしてもう一度輝くことが出来たでしょうに。
多くを与えられた者は多くを奪われてしまうものなんでしょうか。

ショーンさんは素敵なお母様のお陰もあって純粋にエンターテイナーとしてマイケル・ジャクソンを見ていらしたんですね。
それは本当に素敵な事だと思います。

ショーンさんこそ学校やバイトとお忙しいようなので体調には気を付けてください。
私は単に正月疲れなので(笑)
ウチの母は燃え盛る恒星のように常に爆発しているので私のようなしがないデブリは母といると消耗してしまうようです(笑)
元気なのはたいへん結構なんですが(笑)

Posted by: とも | January 10, 2010 at 09:41 PM

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
いよいよオリンピックイヤーですね!


This is it私も先日ようやく見ることができました。
この映画を見ていると、そのエンターティナーっぷりにもちろんマイケル凄い!と思うのですが、それだけでなくむしろマイケルを愛する人達(ダンサーさん方など)を見てあぁ、マイケルって本当に凄い人だったんだなぁ、と思いました。
マイケルをかなり好きだった母のお陰であまりゴシップに惑わされることはなかったとはいえ、私が物心ついた頃にはマイケルはゴシップで騒がれてばっかりでしたので、生で全盛期のマイケルとマイケル人気を見ることが出来なかったのは本当に残念だなぁと改めて思いました。

本当に本当に惜しい人をなくしましたよね…。
ファンはもちろんダンサーはじめ出演者達や裏方さん達のためにもたとえ1公演でもよかったからやらせてください!神様!って感じでした(笑)

最近寒いですしお疲れのようですので体調にはくれぐれも気を付けて下さいね!

Posted by: ショーン | January 10, 2010 at 12:14 AM

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