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海洋天堂

「大福は閻魔大王さまから逃れた。
だから、あの子の居場所がきっとあるはずだ。」

*****

ガンに冒され余命わずかの王心誠。
自分の死後、一人残される自閉症の息子の大福の将来を案じた心誠は小舟から大福と海に飛び込むが、泳ぎの達者な息子は足かせを解き心中は失敗に終わった。

心誠に残された時間は残りわずか。
その間に心誠がいなくなっても息子が暮らしていけるようにしなくてはならない。

感情を表に出す事も、ひとりで食事をとる事も、着替える事も出来ない息子。
仕事の合間に必死で大福を受け入れてくれる施設を探すが21歳になる彼を受け入れてくれる所は見つからない。

それでも人に迷惑をかけないように穏やかに辛抱強く振る舞う心誠。
厳しい状況の中でひとつひとつ出来るを事を探していく。

そしてようやく大福を受け入れてくれる施設が見つかる。
けれど、心誠にはまだ大福に教えなくてはならない事が残されていた。

*****

この映画は特に大きな事件が起きるわけではない。
心誠が大福と過ごす日常が淡々と描かれるだけだ。

「安心して逝くにはまだ教えなくてはいけないことがある」

卵をゆでる、バスに乗る、買い物をする、掃除をする・・・・自閉症の大福の前にそのひとつひとつが大きな壁となって立ち塞がる。

障害を持つ子をひとり残して逝かなくてはならない心誠の心情を想うと本当に辛い。
「そのままでいい、あの子のままで生きていてほしい・・・・」
控えめな心誠が時折口にする言葉が胸に突き刺さる。
見ている我々もそして誰よりも心誠自身が大福が大福のままで生きることが難しい事を知っているから・・・・・

それでも大福の居場所が出来たのは、多くの人の善意と優しさがあったからだ。
水族館の館長、タン校長、鈴鈴、心誠に好意を抱いている柴さん・・・・そんな人達の善意と優しさが大福の居場所を作ってくれた。

勿論、現実はそんな善意と優しさに満ちたものではない。
けれどこの作品では周囲の人殆どが二人を支えてくれる。
なぜだろう?それはきっと障害を持つ人にとって他人の理解、善意やささやかな優しさが絶対に必要だからだ。
それがなくては生きていけないから敢えて心誠と大福の周りの人達を善人ばかりにしたのだとおもう。

はじめは大福が「ひとりで生きていくために・・・」と口にしていた心誠だったが、いつしか「お前はひとりじゃない」と口にするようになっていた。
心誠がそう口にするようになったのは自分たちが周囲の人に支えられていたこと、これからも支えられていく事に改めて気付いたからだろう。

大福の居場所はなんとか見つかったけれど、いつも自分の傍にいてくれた心誠がいなくなってしまったら大福はパニックになったりしないだろうか?
変化を嫌う自閉症の彼が心誠がいない事に耐えられるのだろうか?
そう心配していたが心誠はちゃんと自分の代わりを大福のために遺していた。

「ずっと一緒だ」
そう大福に言い聞かせていた心誠。

泳ぎの達者な大福が水族館の水槽を泳ぐ。
青い水の中は天空のようだから大福が空を飛んでいるみたいだ。
水の中で大福が浮かべる表情は今は亡き父と一緒にいる時と同じ。

スクリーンがずっと霞んで見えていたけれど、エンドロールが流れる頃にはますます霞んでしまった。

*****

大福が水槽で泳ぐことを許している水族館の館長、病をおして心誠親子に手を差し伸べるリュウ先生、大福と仲良くなった鈴鈴、心誠に思いを寄せている柴さん・・・・
彼らの善意と支えがあるからこそ大福は大福として生きていけるのだ。
誰もが優しい・・・・その優しさが胸に沁みる。
現実はなかなかそういかないけれど・・・・

大福役のウェイン・ジャンもいいが、心誠役のジェット・リーもいい。
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」の時の彼が好きなので、この役もとても良いと思った。
勿論アクション・スターの彼も素晴らしいが、何かを諦めたようなどこか寂しそうな目をした彼はこういった役がとても似合う。(私はトニー・レオンも同じ雰囲気を持っているように思える。インファナル・アフェアのレオンの役をリーが演じてもいいなと思った)

穏やかで控えめな心誠。
大福が7歳の時に死んだ妻のことも柴さんの自分への好意を知っていながら一歩踏み込めないことも、彼の人柄を浮かび上がらせて切ない。

優しい本当に良い映画だった。

*****

見終わってから、一人で見に行って本当に良かったなと思いました。
誰かと一緒だったらかなり恥ずかしかったでしょうね。
劇場内のあちこちでずっと鼻をすする音がしてたけど・・・ 
気持ちは分かりますよ。ええ。

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どこにでも秘密はある

埋めたり、掘り出してみたり忙しいですな。
ホント。
あの事故で死者が35人って事なかろう!
と思うけど・・・・・

数週間前に日本でトランポリンのワールドカップがあったのですが参加国は六カ国くらいだったようです・・・・・
それって本当にワールドカップ??
参加国がそんなに少ないというのは勿論放射能が怖いからでしょうね。

仕事でそのワールドカップに行った夫が
「中国とかアメリカも来なかったよ〜」
と言っていたので
「じゃ勿論ロシアも来なかったよね?」
と尋ねると
「ロシアは来てたよ〜」
とのこと。
「チェルノブイリの件があったのに?」
「あったからこそ冷静なんじゃね」
なるほど。

日本の放射能も怖いですけどアメリカだって中国だって自分ところの砂漠でバンバン核実験やってたような気がしますが・・・・・私の記憶違いですかね。


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るりさん、今日もクチバシを出す

お中元の季節です。

好奇心の塊でなにかとクチバシをだするりさんは勿論お中元にもクチバシをだします。

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ん?なんや??ええもんか?

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なんじゃ?なんじゃ?

るりさんには関係ありませんよ。
膝の上からどいて下さい。ビールとか冷蔵庫に入れるんですから!!

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おっ!あれ、なんじゃ!寄越せや!

駄目ですよ!
お中元は巣じゃないんですから、あっち行ってください!!

としばらく押し問答していたのですが

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ピーーーーーっ!!
これはるりのもんじゃ!ボケっ!!

と、お中元の箱の上で仁王立ちになる るりさん・・・
なんでしょうね、このドヤ顔。
まったくジャイアンすぎますよ、るりさんは・・・・

仕方ないので、るりさんにおやつを食べてもらっている間にお中元を奪還しました。
もちろん、ヤキ(ビビビっ!と怒りながら耳たぶを噛まれる)を入れらましたが。
やでやで・・・・・

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今回も気持ちよくやられる

今週もタイバニにやられました。
ルナティックさん・・・・そうかそうだったのか。

多くの子供に夢を、ひとりの子供に一生消えない痛み残したレジェント。
NEXTの能力は人に希望と絶望を与えるものですね。
“力”に罪はないけれど、それを使う人間の心の弱さに罪がある。

娘に格好良い!!と言われるのが夢だと語る虎徹さんはレジェントのように心の闇に飲み込まれることは無いと思うけど、今の彼の状況は見ていて辛いですね。

バーナビーの両親を殺した真犯人は一体誰なのか気になるところですね。
彼の両親が研究していたアンドロイドがらみなんでしょうが・・・・
その事にるナティックさんがどう絡んでいくのか、どうなるのか・・・ぬ〜ん、気になるところです。

色々楽しみだったり、心配だったりしますね。
ルナティックさんの心がいつか少しでも救われるといいですね。

あと今回の犯人みたいな奴はルナティックさんに罰せられてもいいと思いますが・・・・
こそ泥みたいな犯人だったら別だけど・・・・

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映画に酔う

最近映画を見てないので見に行きたいです。
一応、見たい作品はありますしね。

X-MEN:ファースト・ジェネレーションも見たかったけど終わってしまっているでしょうね。
結構好きなんですよね、X-MEN。
と言ってもプロフェッサーXとマグニートの出てこないX-MENには興味が無いけれど。
またテレビ放送を待つかな〜。

昨年見て凄く気に入った「ぼくのエリ」(去年劇場で見た映画は結構アタリが多くてホクホクだった。ガッカリ映画も2本ほどあったが)のような作品が見たいですね。
昨年見た映画で一番好きですね。
本当に好き。

ただ、ちょっと文句を言いたいのは、変な邦題と肝心な部分をボカシた事ですね!!
邦題もいけないけど、ボカシは本当に駄目!!
エリのある台詞に違和感があったからレビューをした後に調べてみたんですが、
「あの台詞はそういう事だったのか!」
と驚愕しましたよ!!
映倫め!!

この「ぼくのエリ」をハリウッドでリメイクした「モールス(変な邦題よりこっちのタイトルの方が良かったよ)」も良作のようですね。

でも、オリジナルの少女にも老婆にも美しくも醜くも見える黒髪のエリが強烈だったので初めて見る人には「とりあえずオリジナルを見てみて!!」と言いたいです。

欧州映画の子供というのは綺麗にパッケージされたハリウッド映画の子供と違って(それはそれで可愛いと思うけど)、ほのかに“性的な香り”が漂っているところがいいです。

切なくて、哀しくて、血なまぐさく、おぞましくそしてエロティックでしたね。
このように酔うことの出来る映画はとても好きです。

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みごとななでしこ

なでしこ強かったですね!
いや、もともと強いチームなんですが今や世界一ですよ!

しかもフェアプレー賞もとっていますからね!
「勝つためには汚い手段をとっても仕方ない」
と言う人もいますが、誰にも恥じる事の無く勝つことは実に素晴らしいと思います。
勝ちにこだわることは大切ですが、誇りを胸に正々堂々と戦うことはもっと大切です。

なでしこ達の見事な姿がみれて誇らしかったです。

でも、サッカーやスポーツだけじゃなくて日本にはまだまだたくさんの見事ななでしこ達、サムライ達がいます。
まだまだ大丈夫。
きっと。

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知らなくていいこともあるよね

タイバニ、今回は切なかったです。

前回の「これって恋かしら?」と悩むブルー・ローズと対照的にあっさり「恋の悩みなんだが」とさわやかに告白してしまうスカイ・ハイさん。
その告白を聞いて盛り上がる女子部のみなさんにうふふ♪と思った前半でしたが、
後半は・・・・

それにしてもスカイ・ハイさんは真面目で良い人ですね。
「父さんに『do the right thing』と教えられたんだ!」
とか言いそう。
いいよね、そういう健全さって。

鬱屈してたり、斜に構えたりする人よりずっといいなと思います。
陽のあたる道をなんら恥じる事無く頭を上げて歩けるのは素敵です。

恋のお相手を一目見て
「ドロシー??」
と思ったけど監督さんは「The ビックオー」のキャラクターデザインとかコンセプトワークなどを手がけた人なんですね。

ま、それはさておき次回も楽しみです。

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内面のほうでお願いします

今週はパソコンを立ち上げる時間がなかったですね。
なんなんでしょう?

さて、母から要請があったのでレディー・ガガが出演した徹子の部屋とスマスマを撮りました。
で、ようやく昨日見たのですが・・・・・

なに?!この可愛い女性・・・・なんて可愛らしいんだ♡

と、好きになりました。
海外の有名人でインタビューなどでのちょっとした仕草や表情を見て「うわ♡可愛い♡」と思ったのはマリリン・モンロー以来かもしれません。
(写真だけ見てた時、モンローは嫌いだったんです。でも、カメラテストの合間合間に見せる表情を見て全く印象が変わりました。)

今朝、母から
「ガガ録画した〜??」
と電話があったので、
「ガガ可愛かったよ!びっくりした!」
と答えると
「ふふん!そーでしょう!おかーさん、前から知ってたのよ!!」
まるで昔なじみのように言っておりました。
はぁ。

で、
「私もガガみたいになりたいわ〜!!」
と言い出したので

それって外見的な事だろうか?内面的な事だろうか?後者ならいいけど(でも怒りん坊なので無理)、前者だったら髪の毛をミドリにするのだろうか?ま、露出の多い服や生肉は着ないだろうけど髪はやりそうだな・・・・・

と内心様々な“??”が浮かんでは消え、浮かんでは消えしましたが勿論口には出しませんでした
とりあえず「そう。がんばってね。」と言っておきましたが。

今度母と会ったら髪が金と黒のツートンとかになってたりして・・・・・いいけどさ
でも、それってガガさんと101のグレン・クローズしか似合わんと思うよ。
日本人だったら今は亡き勝新くらいかな〜

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素敵なさむしん巣♪

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おっ!巣じゃねーか♪
と、るりさんマンション3階部分をチェックする るりさん。

あーーー、隣の和室で遊んでいたから「ちょっと開けるだけなら大丈夫だろう」と思って扉を開けたら弾丸のように飛び込んで来ましたよ〜。

るりさんはこのような狭い空間を見つけると中に籠りマイ・ホーム気分に浸って出てこなくなるので、入られないように気をつけているのですが油断してしまいました・・・・ 

まぁ、入って遊ぶのはいいけど“巣”っぽいところに長居してまた卵を生みたくなっても困りますしね。とにかく出て来て欲しい。

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見てみい!ええ巣じゃろうが!!

いや、そんなドヤ顔されてもここるりさんの作った巣じゃないでしょう。
とにかく出て来てくださいよ。

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このビニールとタオルの隙間のラグジュアリーな感じがたまらんのぉ〜。

いえいえ、ただのボロタオルですから。
ラグジュアリー違いますから。

すっかり悦に入ってしまったるりさんは長時間ここから出て来ませんでした。
しかも、私が少しでも手を近づけると凄まじいインコダッシュで襲ってきました。
もう。

他にも夫のカバン、本棚、るりさんのケージのお休みカバーなどなど勝手に“素敵な巣”に変えてしまうのでこちらはやでやでと言った感じです。

もちろん箱などもるりさんの最高の“巣”になります。

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おっ!新しい巣か?

違います。
夫が購入したマックの空き箱にすぐさま飛びつくるりさん。
さっきまでオモチャで遊んでいたのですが、新しいものを目にするとすぐさま飛びつくヤジインコです。

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横にしたほうがええのぅ〜♡

いや、それまた使うんでクチバシを出さないで下さい。

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あ〜ん、るりの巣をいつまで見とんじゃ!!

この後、ギャっと叫んでるりさんは我々を追い散らしました・・・・
あぁ〜、もう。
なんでも巣にしてしまうのは止めてください。

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バテバテでも見るもんは見る

週末は暑さでバテバテになってしまいました。
いや、暑いのはいいのですが低気圧がね、キツイですね。
酷い頭痛がして耳が変になっておりました。
グッタリしてしまいました。
ぬ〜ん。

グッタリついでに色々サボりまして(主にご飯作り)、頭痛いといいながらタイバニを十三話まとめて見ました。

すごく面白い!!
(になになさん、本当にありがとうございました!へうげものも再々放送見ます!)

見た後にスッキリした気分になれて楽しい!!
別にひねくれた話が嫌いだったりするわけじゃないんですが、こういうスッキリした作品もあっていいよね!と爽やかな気持ちになれます。
「正しき行いを成せ」
みたいな事を胸はって言える登場人物がいるって気持ちいいじゃないですか。

「最初から見てる人、楽しそうでいいな〜」
と指をくわえていたから今回追いついて嬉しいわ♡

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