密告者はオウム
相変わらず視聴率が悪いらしいですね。
私は楽しんでおりますが。
ただ、確かに兎丸の関西弁はないと思います。
無理させなくてもいいのに。
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さぁ〜て、今週の「平清盛」。
清盛の弟、家盛の全く台詞のない恋物語が切なかったですね。
冒頭とラストで儚い恋の行く末をほんのりと描いていて良かったです。
が、今回の見所は不憫な家盛でも、相変わらず(でも、ほんの少し成長したよ)の清盛でもなくて、藤原摂関家の最終兵器である頼長殿でございます!!
まだら白塗りの忠実殿、白塗り眉無しの忠通殿、白塗り麿眉の頼長のスリーショットにトキメキましたよ。いいよ、藤原摂関家!
鳥羽上皇が催した菊の宴の席では、色ボケ上皇に対し苦々しい表情を隠そうともしない。
長寿など興味も無いわ!と、酒の中の菊の花びらをピッピッと杯から取り除く。
神経質そうに書物をキチンと整える。
そんな頼長が目をつけたのが平家の財力でございました。
なぜ武士風情がガンガン寺などを上皇に寄進出来るほど財を成しているのか?
それは実は宋と密貿易をしていたから。
しかも院宣を偽造して・・・・・結構黒いな忠盛父ちゃん・・・・宋の菓子はさぞや美味かろう。
そんな父ちゃんに驚くやら感心するやらの清盛でございます。
が、アホな兎丸とオウムのタレコミによって密貿易が頼長にバレてしまいます。あれまぁ。
オウムの前では「ホーチキつけて!」とか「カンポさん、また来てね♡」以外は喋っちゃ駄目だ!!なんでも覚えるよ!禁句インコみたいにね♡
見た目はおじゃる、頭脳は名探偵並みの頼長殿が、動かぬ証拠を突きつけるといつものように逆切れするもののグゥの音も出ない清盛。
本当に早く大人になっておくれ・・・・
もっとも上皇と平家が切っても切れない関係であることを百も承知の頼長殿。
今回はお咎め無しで済ませるけれど、「この私が政をする事になったあかつきには粛正しまくるでおじゃる」と心に決めておられるのでした。怖いわ〜♡
それにしても、清盛にも頼長にも色々と吹き込む通憲はなかなか食えない男でございます。
と、まぁトキメキの「俺だけみてればいいんだよ!」と頼長アワーででしたが、勿論他の面々も色々ありました。
女子にモテモテの義清は不幸オーラだだ漏れの崇徳天皇にも気に入られ、「ど、どうしよう??帝の瞬間移動を見てしまった〜、」と固まってしまう有様。
先週はラブレターを代筆して楽しそうだったのに(笑)
鳥羽上皇は好きな得子を腕に抱きながら、違う璋子の夢を見る魅せられて状態。
そして、清盛の好敵手である源義朝は相模国でサバイバルゲームをしておりました。
ベア・グリルスさんにはまだまだ及ばないけれど山賊(たぶん)をやっつけたり、狩りをしたり、髪ボーボー髭ボーボーのお姿に。
父ちゃん宛に「順調!順調!心配ご無用!!」と文が送られてきたけど、可愛い息子の健気な嘘を見抜くいつになく鋭い為義父ちゃんでありました。
そんな父ちゃんの元になんと熱田神宮の由良姫が義朝に会いにじゃなくて、ご挨拶に来ましたよ。
絵に描いたようなツンデレぶりを発揮する由良姫ですが、“ツンデレ”なんて言葉など知らない旧人類の為義父ちゃんは訳が分からず目を白黒させるばかり。
男だらけのむさ苦しい源氏の家(義朝の母ちゃんはいないのか?サルはいるけど)がいきなりラブコメの舞台に早変わりしました。
清盛の家はややが出来、身分の上下なく楽しそうです。
が、したいようにしている清盛の幸せの影で弟家盛のはかない恋は終わりを告げていたのでした。
き〜よ〜も〜り〜!!お前〜!!
次回、厩戸皇子じゃなくて雅仁親王が登場します。
予告を見て「来週から“ところてん(日出処天子)”が始まるのか大胆だなNHK!」と思いましたよ。
役者が揃ってきた「平清盛」。
次回も楽しみです。
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