犬バカ

震災のあった翌日に実家にいる半兵衛が息を引き取りました。
巨大地震が原因というわけでなく、老衰による死です。

彼は本当に立派で良く出来た奴です。
一度寝たきりになりお医者さんにも「もう覚悟して下さい」と言われたのに、もう一度立ち上がり歩きそして一年半も生きてくれたのですから。
「寝たきりになった大型の老犬がこんなふうに歩けるようになるなんて奇跡ですよ」
とお医者さん言われました。

犬バカだと笑われても仕方ないけど、本当に立派な偉い奴だと思っています。
本当に立派で偉くて良く出来た奴です。
母がいつも
「半兵衛ほどの犬はそういない!!」
と口癖のように言っているけど、私もそう思います。

私たちにとって本当に自慢の犬です。

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三つ子の魂

毎朝チェックするのは、るりさんの“お出しになるもの”です。
健康状態を確認するのには絶対必要な事です。

さて、“お出しになるもの”チェックをしていて思い出すのが老犬はんべえが仔犬の頃の事。

彼は仔犬の頃、生きるか死ぬかの大病をして“お出しになるもの”が緩かったり、色々問題がありました。
なので散歩に行くたびにチェックして、良い形状のものを出すたびに母と二人で「おおっ!!はんべえ!!偉いね〜!」と喜んでおりました。

そして、もうひとつの“お出しになるもの”(小さいほうね)なんですが、座って用を足していたのに少し成長し立派に片足を上げて用を足すようになったはんべえを見て、母と二人で
「おおっ!!大人になったね!!偉いね〜!」
と何度か声をかけておりました。

まぁ、「体調が良いみたい!」「大人になりおって!」と単純に喜んでいたのですが、はんべえにとっては意味合いが多少違っていて「出すもん出したら、母ちゃんと姉ちゃんが必ず褒めてくれる♪」と思ったようでした。

何度も何度も褒めたわけではないのですが、私たちは“レトリバーという犬種はコマンドが入りやすく、良いことも悪いことも一度か二度で習慣化してしまう”事を失念していたのでした。

ですから、彼は出す度(と言うか出してる最中)に私たちの顔を期待に満ち満ちた目で見つめ、事を終えると嬉しそうに近寄ってきて
「出た♪褒めて♡」
強要してくるようになりました。
しかも、オーバーに褒めない(軽い拍手付き)と満足しない・・・・褒めるまで「なんで?どうして?」とオロオロするのです。

褒めるのは別に良いのですが、問題は周りに人がいる時です。
犬が出す度に、軽い拍手付きで褒め讃えるのは正直恥ずかしい。
が、彼の期待を裏切るわけにはいかない(もう、キラキラしながら褒めるのを待ってるからさ)。

犬の期待を優先して、かなり恥ずかしいのですが満面の笑みを浮かべて軽く拍手しながら褒め讃えております。
端から見たら、頭のおかしい変な飼い主に見える事でしょう(涙)

母と二人で「もう少し控えめに褒めれば良かった」と言い合っています。
この失敗を踏まえ、後輩犬の風ちゃんが用を足した時は控えめに褒めるようにしました。
彼女はそれで大満足してるようです。良かった。

老犬になった今でもはんべえは「褒めろ」と要求してきます。
もう、こうなりゃ〜とことん褒めてやるぜ!!

余談ですが、その頃おつき合いしていた彼(夫)と会う度に
「はんの○○コがさ〜」
と話していたため、
「なんで会う度に犬の○ソの話を聞かなくちゃならんのじゃ〜!」
と怒られた事があります。
いや、はんが可愛いからさ、ついね。

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愛だろ、愛。

実家のラブラドールが寝たきりになったのは去年の晩秋の事。

その少し前に私は彼に会いに行ったのだが、もう既に痩せ衰えてようやく歩いてる状態だった。

父も母も正月を迎える事は出来ないだろうと私に語った。
私も彼の歩く姿はこれで見納めだろうと覚悟していた。

大型犬の14歳と言えば結構な年齢だし、彼は腸が弱く仔犬の頃に一度死にかけたくらいだったから。

彼と歳が近かった仲良しのゴールデンもムクムクのミックス君も気の良いハスキーも凛々しい紀州犬も皆天寿を全うして旅立ってしまっていた。

木枯らしが吹く頃、彼の後ろ足は萎えてしまい立つ事が出来なくなった。
人間のようにオムツをして、自分で寝返りをうつことも出来ない。
その頃10キロ以上体重が減ってしまい、あれだけ食いしん坊だった彼が食事さえしたがらない。

冬を迎えた頃、骨と皮だけになった彼が私たちを見て前足だけでアザラシのように近寄って来た姿を見たときは言葉も無かった。
「動かなくていいから」
と言って慌てて近寄るとロクに力も残っていないのに嬉しそうに尾を振る。
「いいから、疲れるからジッとして」
と言って骨と皮だけの体をソッと撫でるとホッとため息をついていた。

医者にもう二度と立つ事は出来きないだろうと云われた。

母は寝返りもうつことが出来ず、床ずれが出来てしまったらもっともっと辛いだろうと日中は一時間おきに彼の体を持ち上げ寝返りをうたせ、少しでも楽になるようにと後ろ足中心にマッサージをしていた。

そのような状態のまま、彼は新年を迎えた。

いつその時が来るかと覚悟していた2月のある日、母から電話が来た。

ドキドキしながら聞いていると意外な言葉が母の口から飛び出した。

「ハンちゃん(犬の事)が立ったのよ!!
「・・・・へっ???立った?????」

あまりの事に開いた口が塞がらなかったが、母の話によるといつものようにマッサージをしてオムツを取りに行き戻って来ると犬がフラフラしがらも自力で立っていたのだと言う。
しかも、「メシ、メシ」と食欲も出てきたのだそうだ。

「もう、笑っちゃったわ!あっ、また犬達を揉んでやらなきゃいけないから電話を切るわよ!」
と言って母は電話を切った。
(ちなみに寝たきりの先輩犬にマッサージをしているともう一頭の甘えん坊の後輩犬がかまってと騒ぐので母は二頭ともマッサージをしていた。もっとも後輩犬のほうは健康なので手抜きしたそうだが)

それ以降、彼は徐々にトコトコと歩くようになり(さすがに走ったりは出来ない)、「なんかくれ」と煩く付きまとうようになった。

あまつさえ、両親が少し留守をしている間に脱走までしていた。
実家の犬達の首輪には住所と電話番号を記してある迷子札をつけていたので近所の人がすぐに電話してくれたそうだ。

犬達は家の中にいて窓も戸も全部閉めていたそうだが、鍵をかけていないガラスの引き戸に前足の肉球を押し付け少し開け、その隙間に鼻面をこじ入れ首を振って戸を開けたようである。
これは彼が勝手に戸を開ける時の手口なのだが、元気溌剌の時なら母も用心して鍵をかけたのだろうが、まさか病み上がりの老犬がそんな事をするとは思いもせず油断したらしい。
ちなみに後輩犬はこの技を取得していない(だから余計油断したらしい)。

先日、犬達に会いに行ったところ明らかに彼は太っていた・・・・

生きているものはいつか死ぬ。
悲しい事にその日はそう遠い先のことでは無いと分かっているけど、でも、完全では無いけれどこうして少し元気になったのは喜ばしい事ではある。
出来るだけ長く生きる事を楽しんで欲しい。

そんな事を思っていると母が得意げに
「マッサージがあんなに効くとは思わなかったわ〜。マッサージをバカにできないわ」
と言っていた。

確かにマッサージも効いたのだろうけど、でも一番効いたのは愛じゃないかな、愛(笑)

「お母さんには頭が下がるわ」
と母を見ると母は後輩犬の腹を撫でながら
「お母さんの可愛いおデブ♡」
などと言っていた。

相変わらず人の話を聞かない人だと呆れた。

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ベアナックルってさ、馬じゃないよね

だって確か足を組んで、タバコ吸って、記者会見(←たぶん)で

「ヒクソン・グレイシーが・・・・」

なんて言ってるんだもん(笑)
ま、マキバオーも馬には見えなかったけど。
カバだと思ったよ、最初。
カスケードは馬でしたけどね、ちゃんと。

*****
さて、

実家にいるラブラドールは今年の6月で14歳になります。
もう立派なお爺ちゃん犬ですね。
体は白くなったけど(彼はイエロー・ラブラドール)
年齢の割には、頭も体もしっかりしています。

ヤンチャだった仔犬の頃はともかく(仔犬の頃は悪魔のように悪かった)
性格も穏やかで、よく私たちの言う事も分かってくれて、
まったく手がかからない。

3年前に拾って来た後輩犬が、彼のご飯を横取りしても、
ふざけて噛み付いてきても、ジッと我慢していて
なかなか見上げたやつです。

後輩犬のほうは、陽気でオテンバの甘えん坊で(笑)
憎めない可愛い娘なんですけどね。

で、そのラブラドールの話。

実家から歩いて一時間くらいのところに乗馬クラブがあるのですが、
彼がまだ若い頃に時々そこへ馬を見に行っていました。

と言うのも、彼(犬)が馬を見るのが好きだったからです(私や母も好きだが)。

犬のくせに馬が好き??

と思われるかもしれませんが、本当です(笑)

彼がまだ若犬だった頃に馬が見えるところ(あまり近いと馬が興奮するので、やや離れたところ)へ連れって行ったのが始まり。

彼がむやみに興奮したり、吠えたりしない犬だと分かっていたので
離れたところで見るなら大丈夫と判断したので連れて行きました。
(彼が吠えるのは家に知らない人が近づいた時と我々を呼ぶ時くらい)

今でも、あの時の彼の表情を覚えています。
馬を見た途端に彼は目を丸くして母と私の顔を
「なに?あれ?」
と尋ねるように交互に見ました。
(彼がこんな表情をしたのは、生まれて初めて鏡を見た時と
生まれて初めて雪を見た時だった)

すると母は
「はんちゃん(犬の名前)、お座りして。お馬、お馬」
と馬を指差し、教えました。

彼はお座りをして、時折風に乗って流れてくる馬の匂いを嗅ぎ
シッポを左右に振りながら全神経を集中して馬を見ていました。
何度か母と私の顔を見上げるのでその度に二人で
「お馬、お馬」
と教えました。端から見たら酔狂な馬鹿親子に見えたでしょう(笑)
実際、馬鹿だからいいけど。

10分以上、そうやって馬を見ていたのですが我々もいい加減厭きてきたので
犬を連れてその場を立ち去る事にしました。
彼は、まだ見たかったようですが(だって、ガッカリしてシッポが下がっていたから)。

数日後、
散歩中にその乗馬クラブの近くに来たので
「そう言えば先週、馬見たね」
と母と話していると
“馬”という単語に反応した犬が私と母をの顔を見て
グイグイと乗馬クラブのほうに行こうとしました。

こういう自分に都合の良い事は一度で覚えてしまう困った犬です。

「仕方ないな、じゃ足をのばして馬を見に行こうか」

と言い、乗馬クラブへ行く事にしました。
が、残念ながらその日は乗馬のレッスンをしていなかったので馬がいませんでしたが(笑)

それ以来、時々馬を見に片道1時間かけて乗馬クラブに足を運びました。
彼はいつもシッポを振りながら厭きずに馬を見ていました。

最近は、犬がお爺さんになったので馬を見にいっていないですね。
老犬にあの距離は少々辛いので。

丁度、今頃の時期に初めて馬を見に行ったので、また見せたいなと思っていますが・・・

今度はオテンバ姫も一緒ですからね(一頭だけ連れてお留守番させるわけにはいかない)
あの娘は陽気でオテンバだけど臆病だから馬を見たら吠えてしまう可能性があるので、
ちょっと無理でしょうね。

八重桜が咲く頃や馬を見たりすると必ず
目を真ん丸にして、嬉しそうにシッポを振り厭きる事無く馬を見ていた
若犬だった半兵衛の姿が目に浮かびます。

もう一度、見せたいな〜。
カスケードやマキバオーやベアナックルみたいな馬でいいから見せたいな。
って、あんな馬はいないか(笑)

ちなみにウチのラブラドールの名前、半兵衛は豊臣秀吉の軍師だった竹中半兵衛から頂いております。
名付けたのは私。(立派な名前だ!ありがたく思え〜!!)
オテンバ姫のほうは風香ですね。
これは父と母の合作(笑)

「あんただったらどんな名前にした?」
とオテンバ姫がやって来た時に母に聞かれたので
「五郎八」
と答えると
「大河かっ!!」って突っ込まれました。
ま「五郎八姫」って政宗の娘の名前だもんね〜(笑)
でも、きっと獣医さんに
「ごろはち」って呼ばれてしまうんだろうな〜。
女の子なのに。良かったよ風香で(笑)

私の好きな歴史上の人物は秀吉でも半兵衛でも政宗でもなくて
平清盛なんですけどね(笑)
清盛ってなんだか呼びにくいから、使えないんですよね。

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犬と遊ぶ・・・犬で遊ぶ?のは程々に

※注:お下品な話が嫌いな方は読まないで下さい※(たいしたことないんですが念のため)

実家のお爺さんラブラドールの半兵衛がまだまだ若かった頃の話です。

今はすっかりお爺さんになり(が、母は「他所の犬に比べたらまだ若々しい!」と言い張るんですが・・・・)、ぬる~、のろ~とした動作しかしなくなった彼ですが若い頃は本当に悪かったですね。

「半兵衛!!」と散歩中に声を掛けようものなら

突然、飛び蹴りをしてくるし(丁度、鳩尾に奴の足が入る・・・・プロレス見せたことないのにドロップキックか??)

人がいない場所で放してやると大喜びで闘牛のように突進してきたりしたものでした。(しかも、こちらは足元をすくわれ転ぶから危ないし、奴は物凄い石頭なのでケロリとしている。・・・天山さんかっ!!)

とにかく、一時期は手に負えないヤンチャ坊主で家族で

「いつになったら大人しくなるんだろうか・・・・・(号泣)」

とボヤいたものでした。

それでも大人しい遊びをする時もあり、特に彼が好きだったのはお腹を撫でて貰うことでした。

家で犬が寛いでる時に、私が「ゴロン」と言うとお腹を見せて

「腹を撫でろ!!」

と言わんばかりにお腹を見せます。(あの偉そうな態度はどう考えても「服従のポーズ」としてやっているようには見えない)

お腹を撫でてあげると足をバタつかせて

「キャッ、キャッ!」

と言った感じで喜んでいました。

ある日、ふと

・・・・・これって前々からやってみたかったアレに似ているな。黙々とお腹を撫でるだけではつまらんし・・・・・

と思い早速、実行することに。

「半兵衛、ゴロン、ゴロン」

と言うと犬はお腹を見せます。

そして、いつものようにお腹を撫でてやると「キャッ!キャッ!」と足をバタつかせ犬は大喜び。

そこに、私は一人二役で台詞を被せました。

バカ殿(私)「ははははっ!ホレ、良いではないか!良いではないか!」

腰元(犬は喋らないので勿論、私)「あーれー、殿、お戯れが過ぎまするーーー!」

などなど・・・・

・・・・・ここまで書いて、つくづく私ってバカな事してたなと思いました(反省)・・・・・

まぁ一人で二人分も喋るので結構疲れるんですが、犬は台詞つきで煽ってくれるほうが楽しいらしく物凄く喜びました。

それ以来、「半兵衛、『いいではないか』やろうか?」と言うと彼はお腹を見せるようになりました。(暴れん坊だったが、物覚えは凄く良くて一度か二度教えると大抵のことはすぐ覚えた)

さて、いつものように「いいではないか」をしていると脳天に激しい痛みを感じました。

振り向くと鬼の形相した母が・・・・・

「このっ、バカ娘がっ!!」

と怒鳴られました。

・・・・・チェッ、バレたか。外に出てる時を見計らってやっていたんだけどな。(母の趣味は意外にも園芸)・・・・・

「まぁ、まぁ。どうせ何言ってるのか分からないんだし、半兵衛も喜んでるしね~」

「なにも分からないイタイケな半兵衛(そうイタイケでも無いぞー!牛みたいな顔してるぞ!)に・・・・。このバカ娘がっ!!」

これ以上、言い訳をすると「命にかかわるかも」と思ったので「これからはしません」と母に約束しました。

まぁ、よくよく考えると(と言うか、よくよく考えなくても)いい歳をした娘が「エロ園児」みたいなことをしてるのが母親として許せないというのも分かりますしね。

ちなみに私には容赦なく鉄拳を喰らわす母ですが、犬を殴ったことは一度もありません。

それ以来、「いいではないか」遊びは封印しました。

先日、実家に帰って犬に「半兵衛、『いいではないか』する?」と言うとお腹をみせてきたので撫でてやりました。

でも、もうお爺さんなのでお腹を撫でられると目を閉じて

「ふ~ん」

と満足そうに溜息をつくだけです。

そこへ、新入りの犬が割り込んできて

「私のお腹も撫でろ!!」

と言わんばかりにお腹をみせてきたので、もう片方の手でお腹を撫でてあげました。

こちらはまだ若犬なので

「キャッ!キャッ!」

と大喜びです。

「風ちゃんだったら『いいではないか』出来るな・・・いや、駄目だこの子は喜びすぎるとウレションするから・・・・」(今まで何度もされた・・・)

さすがにウレションをされるのは嫌なので諦めました。

・・・・結局のところ全然、反省してないな私・・・・

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窓を開けると

金木犀の香り

良い季節になってきました。

*****

この3連休は千葉の実家に行きました。

母のお喋りを聞き、父の話も聞き・・・まぁ、いつもと変らずですね。

でも、まぁ犬達は可愛かった♪

長い散歩に行ったり、ブラッシングしたりして楽しかった♪

半兵衛はもうおじいちゃん犬なので、私の顔を見ると地味におっとりと喜び

お座りをして背中を押し付けてくるんですが(可愛い奴め♪)

風ちゃんのほうはまだ若犬のせいか

喜びすぎだ!

わかった、もうそんなに飛びつくな

嬉しいからって甘咬みしなくてよろしい

ウレションはしなくていい

とにかく、落ち着け!!

という感じ。

710_2007a 風ちゃん

顔も可愛いし、散歩中に声をかけてくれる人に

「可愛い、可愛い」

と誉められてご満悦。

それはいいけど、もうちょっと落ち着いておくれ・・・・

社交的で明るいし良い子で、可愛い奴だけどね。

ウレションは止めていただきたい。

710_2007b にゃはーっ♪

って表情ですね。

幸せそうでなによりですよ。

710_2007_2 半兵衛

人があまりいないところでは放して散歩できるのお互いに楽。

風ちゃんは放すと調子にのって何処へすっ飛んでいくか分からないけど。

彼は簡単な人の言葉は理解できるので助かります。

「はんちゃん、ちょっと歩くの早いよ」

と声をかけるとゆっくり歩くし

足を洗っている時に

「反対向いて」と言うと反対向きになってくれるし

タオルもお散歩用バックも持ってきてくれる。

ブラッシングをしていると嬉しくて仕方ないのか

ずっと尻尾を振っていました。

が、途中で振るのを止めたので

「はんちゃん、嬉しくないの?」

と聞いたら、またブンブン振り出した・・・・

律儀だな~、ごめん言わなきゃ良かったよ。尻尾振るのも疲れるよね。

散々、犬と遊んで(母の話も散々聞いて・・・・)過ごしました。

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犬バカに程がある!

母は典型的な犬バカで(大をつけてもいいくらい)

半兵衛(実家のラブラドール:オス)のお腹を撫でながら

「はんちゃんっ!!素敵過ぎるっ!!素敵っ!お母さんの子っ!!(いつの間にやら生んだらしい・・・)お前は犬の中のジョニー・デップよっ!!

などと犬に言い聞かせております。

私はすっかりこの類の台詞を聞き慣れていますが・・・・やっぱり、母よ怪しいぞ・・・とは思います。

確かに私も実家の犬が世界一可愛いと思うけど・・・

いくらなんでもジョニー・デップは言いすぎだろう!!

Photo_1

こやつのどこが、ジョニー・デップなんだか・・・

で、風香(実家の雑種犬:メス)を抱きしめ

「あぁ、お前はお馬鹿だけど(愛想はいいけど、物覚えが悪いらしい)、可愛い♪可愛い♪かわいこ犬~っ!!さすがお母さんの子(また生んだらしい)」と騒ぐ・・・。

恐ろしい・・・・

・・・犬型宇宙人に洗脳されているんじゃないだろうか・・・・

*****

私は数ヶ月に一度、父の携帯に電話をします。

本来なら、母が電話してきた時に(週に一回してくる)代わって話せばいいんですが、

父は代わりたがらないんです。

なぜか、「私が父の携帯に電話をする」ということが彼にとって大切らしい・・・。

で、父は私から電話があったことを母に話さないそうです。

そのうえ、3ヶ月くらい携帯に電話をしないと

「わし・・・娘に嫌われているんじゃないだろうか」などと言うらしい・・・

まったく、なんだか面倒な人だよ。しゃーないな。

というわけで数ヶ月に一度、父に電話をします。

で、この時の会話がまた犬自慢。(他に話すことはないのか??)

ま、犬のことは散々、母の電話で聞いているので父の話に目新しいことはないんですが、とにかく犬の(たいしたことは無いけど)自慢がしたいんでしょうね。

「半兵衛は頭がいいんだ~。風香は

マリリン・モンローみたいなんだっ!!

・・・・・・・出たっ!!犬バカ。

Photo_2 2006年のマリリン。言いすぎだろう・・・いくらなんでも・・・・

そこまで語った父は非常に満足したらしく

「風香が呼んでるから♪」と言って電話を切りました。

やでやで、まったく。

しかし、本当に犬バカにも程があります。

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ゴールデンウィークの過ごし方(犬編)

ゴールデンウィークなので久々に日帰りで実家に行ってきました。

今回は父が拾ってきた犬と初対面しました。

まずは先輩犬の半兵衛に挨拶して次に新入り犬の風香に挨拶。

来た時はまだ仔犬だったそうだけど、今じゃ18キロのデカ犬・・・・。

きっと、まだまだ大きくなるはず。この足だと・・・・。

Gw117 黒いほうが、新入り犬。推定6ヶ月くらいだというのにこのデカさ。30キロを越す半兵衛より一回り小さいくらい。

天気が良いので近くの沼に散歩に行きました。

Gw_001 散歩に行くと分かると「やった!!」という顔になる半兵衛。もう10歳なので顔も白くなって結構、お爺さん犬になりつつある。お鼻も赤い。

散歩の途中、一休みしていると母が「可愛い!風香、可愛いね~」と風香を抱きしめていました。半兵衛はこういったことをされるのを嫌いますが(過剰な愛情表現はいらんと言った態度をとる)、風香は抱きしめられると非常に喜ぶそう。実際、目を細めてウットリしていました。「捨てられ犬だったからかな?可哀想に」と母は言っておりましたが。

我が家では、犬達に多少覚えてもらうことを決めています。

一つは、人に合わせて歩くこと。現時点で大きな犬ばかりなので、いきなり引っ張られたら怪我をしてしまうし、犬自身も引っ張ったら苦しいでしょうから。

次に、実家の散歩コースには田んぼの畦道や沼があり人通りが少ないので犬達を放してやりたいので、「止まれ」をしてもらうこと。これが出来るとふいに人や自転車が現れても、すぐにリードに繋ぐことが出来るためです。人に迷惑がかからなければ、出来るだけ自由にしてやりたいんです。犬も楽しいみたいだし、こっちも楽だしね。

ま、この程度のことを守ってもらえばいいですね。

半兵衛は上記のことは出来るんだけど、風香にはまだまだ難しいみたい。まだ子供だしね。

久々の犬の散歩は楽しかったですね。

Gw_0211 お爺さん顔の半兵衛。ハナタレ犬だけど、散歩中母の手を振り切って走り出した風香のリードを咥えて連れ戻したそう。結構、偉いじゃないか。

Gw_022 まだまだ、お子様の風香。もう少し落ち着いてね~。

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今は犬の手先ですが・・・・

「半兵衛も風も、私の事が好きで好きでしょうがないみたいなのよー♪」

などと、犬馬鹿丸出しの母ですが昔は犬が大嫌いでした

シーズーに襲われてキーキー大騒ぎした挙句、私が見殺しにしたとか(オーバーですよ。ホント)言ってボカスカとバックで私を殴る始末。

いや、犬を止めようとはしたんですが、このシーズーは他所様の犬だし、私には尻尾を振って甘えてくるし、抱き上げようとしてもスルリヌルリと逃げてしまうし(私が鈍臭いため)、困り果てていたんですが・・・・(結局、大騒ぎを聞きつけて飼い主が飛んできた)

怒り狂った母は「なによ!あの犬!アンタには尻尾振って!私のこと馬鹿にして!アンタもアンタよ!あの犬とグルなんでしょう!

「初めて会った犬だけど・・・(なんで犬とグルになってなんて発想が浮かぶのだろうか??宇宙人にインプラントされてるんじゃないか?この人)」

「アンタは小さい時からずっと犬の手先なのよ!!」(やでやで・・)

その数ヵ月後、

ある日、母が「どうしてもアイスが食べたい!」と我が儘を言い出し夜の9時過ぎにコンビニに買い物に行ったことがあるんですが(一人で買いに行くのが怖いくせに、意地っ張りなので決して「怖いから一緒に来て」とは言わないのが母の小憎たらしいところである)、途中で母が私の袖を引っ張り「犬がいる!!」と小声で呟きました。

前方を見ると、50メートル先に柴犬くらいの大きさの犬がこちらを向いて歩いて来ているのが見えました。「知らん顔してたら、別にこっちに来ないから」と言って母の方を見ると、犬が襲ってきた時の為になんと石を拾っていました・・・・・やでやで。

結局、何事もなく犬をやり過ごした後に母は「あんな大きな犬を放し飼いにして!!」とブーブー文句を言っていました。犬が交通事故などにあったら可哀想だし、まぁ母みたいに犬の苦手な人もいるから放し飼いはいかがなものかと思うけど、「あんな大きな犬」って・・・・母よ・・・

「柴犬くらいの大きさだったよ」と言っても、母は「土佐犬くらいあった!!」(そんな馬鹿な)と言い張る始末。まぁ、そう見えたんでしょうね。母には。

コンビニでアイスを物色している母に、そうそう犬は襲ってこないよと言うと「アンタは信用できない!犬の手先だから、テレパシーで犬を呼び寄せて私を陥れようしてる!」などと、訳の分からないことを言うのでした。陥れるって・・・・なんだろうそれ?・・・大体テレパシーなんてないよ。Xファイルの見すぎだよ

帰り道、公園でアイスを美味しそうに食べる母(家で食べればいいのに、早く食べたいと言って聞かないので公園に寄ることにした)を見ながら、「あぁ、我が儘な彼女を持つ男の人の気持ちが分かる気がする。それはそうと、あんまり犬嫌いってのも困りもんだな」とつくづく思ったものでした。

けれど、その数年後に母は犬好きに変身。

今では、彼女自身が犬の手先のようになってしまいました。(しかも二頭の犬の)

人間変われば変わるものです。

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犬に会う

2006newyear お正月は千葉の実家に遊びに行きました。

久々に帰ったので犬も喜んで、気を惹きたいのかゴミ箱の中のゴミ(父が鼻をかんだテッィシュ)を持ってきました・・・・

気持ちは嬉しいんだけど・・・・(ウンザリ)

まぁ、良いことをしてるつもりなんだろうから仕方無しに「あぁ、ありがとね」と貰っておくと、またゴミを持ってくる・・・

ひとしきり持ってくると、満足したのかお尻を向けて座り「撫でれ」と言わんばかりに、こっちを見る。

で、背中を撫でると目を細めウットリ。

やでやで・・・

後で犬がご飯を食べてる間に犬が持って来たゴミをコッソリ捨てました。(犬が見てる時に捨てると慌ててまた持ってくるので)

まぁ、ゴミとは言え彼にとっては良い物なんでしょうね。

ご飯を食べ終えると、私にくっついて座ったので鼻面を撫でると(ここを撫でられるのが好きらしい)「フーンっ!!」とため息をついていました。

やでやで・・・

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